米国ドル建てリタイアメントインカム〜その後

米国ドル建てリタイアメントインカム〜その後
米国ドル建てリタイアメントインカムですが、これは米ドル建ての養老保険です。さて今回の金融危機において、こやつの処分をどうしようか検討した結果、3年で払い済みにしました。当初の予定では5〜6年払う計画でしたので3年で払い済み、というのはちょっと早すぎた感があります。米国債のデフォルト(債務不履行)や米ドルのデノミネーション(通貨切り下げ)さえ起こらなければ今年、来年あたりは絶好の買場のはずですが…
要は米ドルの通貨引き下げが起こるのか、起こらないのか…ということに尽きるのですが。はっきり言って「そんなの分かるわけな〜い!」ってことです。ということなので間をとって払い済みにしました。何と何の間かというと、デノミが起こると仮定するなら払い済みではなくて、契約を解約して資金を引き上げます。この場合為替差損を加味すると40%くらいの損失を確定することになりますが、デノミですべて吹き飛ぶよりはましでしょう。デノミが起こらないと仮定すれば後3年頑張って払います。満期まで行けば為替が変動しないとすれば150%となります。この間をとって払い済みということです。さすがに米国債のデフォルトや米ドルのデノミなどはかなり確率は低いと思いますが、リスクは極力避けていきたいので…
この米国ドル建てリタイアメントインカムはPrudential(プルデンシャル)という米国の生命保険会社の商品です。では、プルデンシャルは大丈夫なの?…ということですが、AIGとリーマンブラザースが破綻の危機に陥ったときAIGは救済しました。要は金儲けのための運用が本業であるファンドや証券会社は潰しても、生命保険会社となると契約者を保護する必要があるので、簡単に破綻させる訳にはいかないのでしょう。しかもプルデンシャルは評判が良く、株価も一時28ドル付近まで暴落しましたが、その後は徐々に持ち直してきているようです。ちなみにユーロ建て養老保険も一時期販売していたようですが、こちらも米ドル建て養老保険と同じく逆ザヤとなり販売中止となったようです。
おいらが元々この保険を契約したのは、生命保険としてではなく、海外に資産の一部を逃がすため(日本のデフォルトに備えて)、かつ円安に備えての投資資金として契約したので、生命保険として加入している人は安易に解約せず、担当のFPに相談した方が良いと思います(入院特約とか付いているかもしれないので)。ただ、生命保険には払い済みという方法もあるので選択肢の一つとして参考にいただければと思います。おいらは年度の支払額を高めに設定し、5〜6年で払い済みにして金利で元本の50%、さらにあわよくば為替差益のリターンを狙うという計画でした。
今日の相場
USD/JPY  89.81
EUR/JPY  115.80
金    2769円/g
プラチナ 3014円/g
銀    40.32円/g
21:45にECB(欧州中央銀行)政策金利の発表がありますので、それまでに116.00になればEUR/JPYショートで参加しようかと思っています。市場予想では2.00%に据え置きですが、もしかしての引き下があるかもしれません。据え置きでもその後のトリシェECB総裁の会見で、弱気な発言が飛び出せば下落かな?テクニカルでは114.00から戻している場面なので、上値の重さにも賭けたいと思います。ストップロスは117.50とします。
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