今日の相場

今日の相場
USD/JPY 82.01
EUR/JPY 112.80
金(国内小売)  3878円/g
白金(国内小売) 4957円/g
米国雇用統計の結果は、非農業部門雇用者数15.1万人(市場予想6.0万人)と良い結果となりましたが、失業率は9.6%と依然高止まりしています。雇用統計発表後は米国経済の2番底が遠ざかったとの見方から、現在は円安方向に推移しているようです。貴金属(価格上昇)、為替(米ドル高)ともにもう少しはこの流れが続くと思われます。ユーロと米ドルの通貨安比べで、今度はユーロ安の番というように感じていますが…。
一方、日本は為替介入を行ったことを発表しています。その額なんと2兆1249億円(さらに覆面介入があった可能性も否定できません)。これで駄目でも「断固たる措置をとる」との言葉通り今後も80円付近では介入を行うかもしれませんが、ここらへんで一段落しそうです。
為替介入は、米国に資金を還流させている(貢いでいる)行為以外の何物でもなく、ひとまず2兆円でお手打ちというところでしょう。米国も日本からお金を巻き上げつつ、中国元の切り上げを要求するという、相反する要求をしたたかにこなしているといえます。
さて、もしここから円安が進行するならUSD/JPY月足チャートを見ると一旦87円付近まで円安が進行してもおかしくありませんが、中国の元安をけん制しなければならないことや、米国経済の回復に米ドル安が有効なことを考えると、そこまでは円安を進行させないと思われます。(何度も下値を試しては少し回復して、その都度日本が為替介入してくれれば米国はウハウハなわけです。)
目先で2〜3円程度の円安が進行したのち、相場は反転し円高に逆戻りするのではないかとみています。おいらは、このような読みづらい相場に無理に乗る気はしませんので傍観していますが…。
貴金属は為替と同じ動きをしていますが、明らかに底値が堅く徐々に値を切り上げていくと思われます。

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