金地金の連名購入は難しい?

金地金の連名購入は難しい?
昨日、金地金の売却益にかかる税金について記事にしました。売買益に対する税率は50万円の控除分を超えれば、結構な額になります。仮に100万円の利益が出たら、控除分50万円を引いた50万円の利益に対して税金がかかります。保有期間5年未満の場合、短期譲渡所得が適応されるので税率は40%近くになり、約20万円の税金を支払わなければなりません。100万円の利益が80万円になるのは誰も望むところではありませんので、ここは家族との連名で購入し、節税したいところです。例えば、100万円の利益も名義を夫婦2人にすれば、1人当たりの売買益は50万円ということになります。そうすれば、それぞれの控除は50万円づつとなるので、税金は0円ということになります。
以前、大手地金商でプラチナ地金を購入したときに、名義を連名にしたいと申し出たところ、断られました。そもそも貴金属地金と税金の扱いが同じ土地・建物に関しては、名義を2人にすることができ、持分の割合まで決めることができます。だったら貴金属地金も同じ扱いにしてもらわなければ納得がいきません。
…ということで先日、大手地金商に貴金属地金の連名購入が可能か、もう一度問い合わせたところ、次のような回答が帰ってきました。

地金を連名で購入される件ですが、法律的には連名で動産を購入される場合の取引の法律関係、所有権の問題、意思確認の問題、本人確認法上の身元確認の問題等、詰めるべき問題が多々あろうかと思います。一方、連名での購入申し込みは極めて稀なケースで、ほとんどお受けする事が無いため弊社としても十分に詰めきっておりません。従いまして、現状では誠に申し訳ありませんが、連名での申し込みは承っておりません。なお、どうしても連名での購入をご希望する場合は、ご相談いただけますと個々のケース毎にご事情を伺い、詰めるべき問題を詰め出来るだけご希望に沿えますよう努めさせていただきたいとおもいます。以上、よろしくお願いいたします。

やはり連名での購入には積極的ではないようです。しかし、連名で購入し、持分をそれぞれ人数割りにすることができないといわれても納得がいきません。おそらく、店頭で事情を説明し、ごねれば可能かと思います。ただし、貴金属地金の売買には本人の確認が必要なので、購入時と売却時に連名の名義人全員で行く必要があるかと思います。仮に名義人の1人が同席できなければ委任状が必要になったり、亡くなれば相続者に相続税がかかったり、行方不明になったらどうするのかという面倒な問題はありそうです。でもこれは、土地の売買にも同じことが言えるはずなので、そちらの前例を参考に対処すれば何とかなるのではないかと思います。
今度、貴金属地金を追加購入するときに、試しに一生懸命ごねてみます。その結果は、また記事にします。
ちなみに、1Kgを小口に分けて(名義も分けて)300gを2本、200gを2本で1Kg購入するとバーチャージの往復手数料が21000円かかります。この手数料を払うのも、おいらの望むところではありませんので、名義を分けたいと思っているのです。
今日の相場
USD/JPY 98.33
EUR/JPY 137.43
金(国内小売)  3194円/g
白金(国内小売) 4272円/g
為替は方向感なく、行ったり来たりしています。こんなときはスキャルで短期ボリンジャーバンドの上限、下限で売り買いすればよいのでしょうが、おいらは時間がなくて、相場をあまり見ていません。どちらかに方向性のある動きをしたら参加したいと思います。こういう時は、いろんな情報を収集し、相場をシュミレーションをして、自分の予想通りの展開になるか試すいい機会です。365日、ポジションを取っていないと気が済まなくなっている人は、たまには熱冷ましを…
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