来週の相場見解

来週の相場見解
米新規失業保険申請者件数(62万件)、米5月失業率(9.4%)、米5月非農業部門雇用者数NFP(34.5万人減)となり、今回はNFPが予想より大きく改善されました。一方、失業率は遅行指標であり、景気回復を織り込んで株などが買われている時は材料視されにくいので、景気底入れ感から米ドル高に推移したと思われます。しかし、数字自体は決して良い数字ではありません。USD/JPYについては大きくは下落相場という見解は変えていませんので、来週からも売り場探しをしようと思っています。
ただし、目先の相場は上昇相場なので、週始めにドーンと落ちなければ来週も円安に推移すると考えています。とりあえず、週始めに下落する要因は見当たらず、落ちるとしたら利喰い確定の調整下落ということなので、下落しても下げ幅は限定的と思われます。一応、テクニカルを見てみると一目均衡表のでローソクが雲を上抜けていますし、MACDもシグナルを上抜けていますので上昇相場と見て良いでしょう。トレードをするならロングが妥当かと思います。(おいらはショートの入り場を探そうと思っているので来週は、ほとんど様子見ということになりそうです。)
では、何処まで上昇するのかということですが、まず三尊天井のショルダーと心理的節目である100.00が目安となります。これを上抜ければ、次は昨年8月高値から12月までの下落の61%戻しの101.50辺りが目安となります。おいらは今のところ103.00までの上昇は想定していませんので、ここまでの間にショートメイクしようと考えています。
貴金属は上昇中です。こちらも目先では大きな調整もなく上昇しそうです。金はたとえ為替が大きく崩れても多少の連れ安程度で、底堅く推移すると思います。プラチナもGM問題が一服したので、今後は結構上昇に弾みがつくと思います。プラチナは多少の注意が必要ですが、貴金属全般は強気で買いたいと思います。プラチナはリターンが大きい反面、リスクも大きいので身軽(迅速な撤退)に取引ができる先物で取引し、金は現物購入と先物を平行して取引しようと思います。
ちなみにGM問題は片付いたのではなく、負債が政府に移行しただけです。すべての問題を政府が抱え込んで問題の先送りをしているわけですが、いつまでも誤魔化してはいられないはずです。なのでアメリカの本当の没落は国債の暴落ということになるのでしょう。この国債暴落の引き金を引くのが、モノラインなら「モノラインショック」オルトAなら「オルトAショック」となるのでしょう。
今日の相場
USD/JPY 98.64
EUR/JPY 137.81
金(国内小売)    3230円/g
プラチナ(国内小売) 4337円/g
現在の保有ポジションはUSD/JPYのショート1万通貨とEUR/USDのロング5000通貨です。USD/JPYは95.00(ストップ100.00)、EUR/USDは1.41(ストップ1.37)でポジションメイクしたので現在含み損拡大中ですが、取引額は少ないのであまり気にしていません。AUD/USDは利喰い、CAD/USDは損切りでポジションは消滅しました。
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