アメリカと日本のバラマキ政策の行く末

アメリカと日本のバラマキ政策の行く末
米政府は、FRBを監督当局として、民間発の金融システム不安を制御することを検討しているようです。しかし、元米財務次官ジョン・テイラー氏は、米政府の財政赤字が急激に増加している現状では、民間ではなく米政府こそ、金融不安を引き起こす原因となると警告しています。同氏は米政府は民間部門への無責任な介入を控え、政府債務の膨張(米国債増発)を抑制するべきとの見解を明らかにしました。もちろん、このまま債務が増えすぎれば、いずれ臨界点に達しデフォルトということにもなりかねないからです。これは日本政府にも同じことがいえます。本当の意味で問題を解決するなら、米政府も日本政府も、バラマキはやめてきちんと債務残高を減らさなければなりません。
しかし、米政府と日本政府のとっている行動はというと、バラマキにより問題を先送りしているようです。ガイトナー米財務長官は、米国の巨額な財政赤字は一時的で、景気後退が収束すれば減少すると楽観的な見方をしていますが、とてもそうは思えません。また、日本の米ドル資産(米国債)は依然、過去最高水準となっています。アメリカと日本は、まるで借金で首が回らなくなり無理心中する夫婦?のようです。
今、アメリカと日本に必要なのは、その場凌ぎで問題を先送りする政策ではなく、予算の無駄を省き、破綻などの痛みを受け入れ、抜本的な問題解決をする覚悟なのではないでしょうか。
今日の相場
USD/JPY 98.03
EUR/JPY 137.34
金(国内小売)    3224円/g
プラチナ(国内小売) 4270円/g
今はFXはほとんどポジションがありませんが、雇用統計発表後、円高に推移しているようです。USD/JPYは98円台では売りかと思っていますが「休むも相場」ということで、とりあえず様子を見ることにします。
プラチナ東京先限の日足はじりじり上昇していて、6/5の高値は4019円となりました。目先では押さえられても3700円台で支えられる期待があり、週始めに大きく下落しなければ4200円台が試されそうです。
↓↓是非、今後のプラチナ価格について投票してみて下さい。
http://blog.with2.net/vote/?m=v&id=7505
↓↓記事が参考になったと思っていただいた方…ぽちっと投票して下さい。
人気
ブログランキングへ
本ブログで紹介している投資手法や予想は、個人的な見解で正確性を保証するものではありません。投資は、各自の判断と責任において行うようお願いいたします。