景気も株価も何も底を打っていない

景気も株価も何も底を打っていない
今後、景気は徐々に回復していくという意見もあり、証券会社から投資信託を勧められたりすることも多くなってきたのではないでしょうか？おいらの所に届く、外債の投資などの宣伝メールも、近頃多くなってきました。もちろん、このまま景気が回復してくれれば、それに越したことはないのですが、おいらは、とてもそんな楽観的な見方はできません。
米国は巨額の財政赤字で、金利を上げることはできません。一方、今回発表された雇用統計は市場予想を大幅に下回ってしまいました。もちろん需要を米国に頼っている日本にもその影響はおよびます。
このような状況で、よく景気底打ち宣言ができたなと、びっくりしています。
米国の失業率の上昇は、住宅価格の下落にも拍車をかけ、これがオルトAやプライムローンに及ぶと、サブプライムショックと同じことが起こると思われます。政府資金を返還し、一見回復したように見せかけている米金融機関は、再度転落する可能性が高いといえます。
今日の相場
USD/JPY　95.19
EUR/JPY　132.35
金(国内小売)　　3040円/g
白金(国内小売)　3923円/g
USD/JPYの振れ幅は徐々に縮小しています。この動きがどちらかにブレイクするときを狙いたいと思います。とりあえず、相場がレンジを破る要因として、イタリアで8日から10日かけて開催されるＧ8と米国債の入札がありますが、内容に乏しく気がついたら終わっていたというパターンになりそうな気がします。7/9の失業保険申請件数に合わせて、NR7のようなトレードか、単純にショートで入ろうと思っていますが、あまり期待していません。むしろＧ8が終わって来週、ショートポジションの入り場を探す…というイメージです。株価も下げているようですし、クロス円も多少失速しているようなので、売りなのでしょうが、現在レンジ下限というのがポジションを取り辛くさせています。順張りでついていくのが良いと思います。
国内金小売価格は、なかなか3000円/gを割り込みません。近く3000円/gを割り込んでくると思いますので、その時に買い場を探したいと思っています。それまでは先物でチビチビとトレードします。プラチナは米ドルが下方にレンジを破ると、大きく値を下げると思われますので要注意です。おいらはプラチナは決算しました。
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