「アベノミクス」とは?

アベノミクス」とは?
最近「アベノミクス」という言葉が定着してきたようです。「アベノミクス」で円安、株価上昇となっていますが、この言葉自体を海外で主張して(売り込んで)いること自体、恥さらしだなと思っています。まず「アベノミクス」などと言っていますが、現状何も行っていません。その正体は、無制限の金融緩和と土建屋への財政出動を行うという口先介入です。今後そのように動くのでしょうが、自民党体制の復活ということなので、官僚天国(天下り特殊法人天国)になるだけです。
選挙は自民圧勝でしたが、民主が政権を取った時の国民の願い(自民脱却)は税金の無駄遣いを止めるためだったはずです。民主は事業仕分けなどを行いましたが、結局なにもできませんでした。そして、ふたたび国民は自民を選びましたが、税金の無駄遣いを再度容認することになったということです。
株価は上昇し円安になりましたが、全く中身がともなっていません。ただ確実に言えることは財政赤字が拡大しているということです。円安と株価が上がっているというのはただのまやかしといえるでしょう。
その大きな理由の一つとしてあげられるのが、金価格を始めとするコモディティー価格の上昇です。本来、景気が回復したというならインフレでコモディティーの価格は上がったとしても金利のつかない金価格だけは下落していいはずです。ここ数年の金価格は極めて他の金融商品の中で安定した上昇を示しています。現在「アベノミクス」での株価上昇下でもそれは変わりません。
当ブログでは一貫して、金やプラチナを始めとするコモディティーの重要性と、いつか来るであろうクロス円と日本株の仕込み時期が重要であると主張してきました。小賢しい知識よりも大局を見失わないことと、資産保全のスタンスを崩さないことが大事だと思っています。目先のボラティリティーで投資スタンスを変えるようなことは、プロのブログにでも行っていただいた方がためになります。当ブログの趣旨ではありません。(時間軸を割り切れるならその限りではありませんが…)
良性、悪性を問わず、インフレリスクヘッジの最有力は個人の能力。もしくは、正社員であるかどうかです。
さて、話を「アベノミクス」に戻しますが、その内容は無制限の金融緩和と財政出動です。これで本当に景気が良くなるかということですが、さすがにそれはおいらには分かりません。ただ、個人的な予想は立てられます。
過去を考えると、自民党政権時代にはずっとこのようなことを行ってきましたが、結局天下り官僚の懐を肥やしただけで、大衆が景気上昇を感じるには至りませんでした。財政赤字は拡大するので、大衆の税金負担は増し、財布のひもも固くなりました。今回も同じことになると思います。新しい産業(クリーンエネルギーなど)は開発せず、未だ原発を推進しているようでは先が思いやられます。税金を未来の日本や世界のために使うのではなく、旧体制の特殊法人土建屋に流しているようではお先真っ暗といえるでしょう。
…ということで結論なのですが、この「アベノミクス」(好景気もどき)がいつまで続くのかということですが、長くても来年の4月までとみています。
当然、為替を始めとして株価やコモディティーは乱高下するとは思いますが、今の自民党の最終命題は消費税の増税です。そしてそれを各国(特にアメリカ)が支える構図になっているはずなので為替ももみ合いから円安を容認してくるはずです。消費税を上げるためにはGDPを押し上げる必要があるからです。
そしてその見返りにTPP参加や、オスプレイ配置を始めとする軍事強化と基地移転などによる、アメリカへの実質的な献上金が発生します。
ちなみに現在、日中韓で揉め事が起こっていますが、それで一番得をしているのは誰か?
まずは、こんなところを真剣に考えなくてはならないのですが、特に中韓の民衆はそれどころではありません。だから日本も困っている訳です。日中韓を始めとする東南アジアが真に手を取りあえれば世界の中心はアジアに移るかもしれませんが、そうはうまくいかないでしょう。
今日の相場
USD/JPY 93.53
EUR/JPY 12544
金(国内小売)  5311円/g
白金(国内小売) 5499円/g
最近、株をすべて利食いしましたので、現在はスクエアです。短期売買でクロス円ロング、株買い持ち、金先物ロングでポジションを取ろうと思っていますが、どっちかというとあまり相場には参加せず下落を待ちたいと思っています。現物の地金を確保しているので大してあわてる必要もありません。じっくり来るべくしてくる相場の下落を待つのみです。
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