相場の大局は…

相場の大局は…
相場…。近頃は私生活が忙しくて、短期売買をする気にならないので、今は何も売買していません。ただし、ファンダメンタルは追っていますので、何かが起きそうな時はなるべく記事を書きたいとは思っています。前回の記事も「コメが危ない!」と思って、言いたいことだけを記事にしました。
おいらは、長期投資の入り場を模索しているので、そのポイントだけを見極めればよいのかと思っています。
2月からのリスク選好の相場も息切れし始めた感がありますが、現状では短期の動きに振り回されそうです。気が向いたらテクニカルなども合わせて短期売買したいのですが、とりあえず今はお休み中です。
さて、3月あたりには大局がリスク選好(円安相場)に傾いたとする意見が多かったのですが、今はどっちつかずの意見が多いように思います。2月から確かに相場は中期的(数か月)にはリスク選好に向かいました。今はユーロ問題と米国雇用統計の悪化から多少どっちつかずの相場展開となっています。このまま一服すれば再度中期的にリスク選好相場になる可能性もあるかもしれませんが、そこまで楽観できる状況ではないでしょう。
そもそも、短期中期で相場がどう動こうと、本丸である米国財政問題が解決しない以上、大局(数年〜10年)がリスク選好相場に移行することはないと思うわけです。当時3月くらいにリスク選好の相場展開になったときから、当ブログではその危険性を記事にしてきました。短期(数日)〜中期(数か月)的な投資なら問題はありませんが、長期でポジションを取るなら、もう少し待つべきと考えています。
今回の長期円高相場の起点は、米国サブプライムローンに端を発しています。すなわち、現在の長期円高相場が反転するには、少なくともこの問題が解決されなくてはなりません。では現在、当時の米国住宅バブルの崩壊に伴う損失は清算できたのでしょうか?
すべての負債は政府に移行しただけで何も解決していません。
投資家の多くは、そこを棚上げして目先の経済指標に踊らされているだけに過ぎないわけです。当然米国経済が悪いわけですら、欧州や新興国もただで済むわけがないのです。世界経済は、米国債の暴落に準じた事象が起こるまで真の回復は見込めないでしょう。
今、米国が悪いからといって新興国に投資している人も多いと思いますが、ことが起こればその下落は先進国の金融商品以上の下落になるのは必至です。それは、新興国だけではなく、資源国通貨や金や株も同じことです。
本腰を入れて投資をするのは、大底を打ってからで良いと思います。
相場の入り時は寝て待て…ということで、来月はスリランカモルジブに行って来ます。
今日の相場
USD/JPY 79.40
EUR/JPY 99.37
金(国内小売)  4265円/g
白金(国内小売) 3965円/g
多少の株と金を保有していますが、大したポジションではないので放置しています。今は短期売買をする余裕が無いので、ファンダメンタルだけ追っています。短期でみると為替も株もどちらにも行けずにレンジ相場になるのではないかと思います。
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