東電の電気料金値上げについて

東電の電気料金値上げについて
最近、東電の電気料金値上げのニュースが連日続いているようです。東電は、企業の電気料金を上げようとしていますが、こんなことが許されて良いのかと思うわけです。一般的には、値上げには反対という意見が多数と思われます。
東電は原発を管理してきましたが、その安全性は全く制御できていないということが国民に知れ渡ることになってしまいました。原発は安全ということを言い続けていた東電や政府の見解がまやかしであったということです。おいらは原発に事故が起こったとしても、制御する方法があると思っていました。しかし、今回の原発事故で速やかに制御することができたでしょうか?一年たっても制御したとは言えませんし、汚染された土地は広大です。さらに汚染物質の半減期は数百年(もしくは数千年)に及ぶ可能性もあります。その責任は、原発の危険性を軽視してきた(もしくは管理水準の甘く評価していた)政府や東電を含む原発利権団体にあるわけです。原発利権団体は、正に人の命をないがしろにして、利益を貪っているということになります。
さて、東電の電気料金の値上げに話を戻します。
東電の社長がテレビで発言していますが、ひどいものです。電気料金の値上げは、義務かつ権利であるなどと言っています。役員年収は数千万円に上ります。
ここではっきりさせないといけないのは、東電は破たん企業であるということです。なぜ破たん企業が生きているかというと、東電と政府が一蓮托生だからでしょう。東電の社長の開き直った態度を見ていると利権等々の問題で絡みのある政治家がいるののではないかと思われます。(さらに官僚の天下りの温床になっています。)
東電をつぶせない理由のもう一つは、急に東電の業務を停止して関東の電力がストップすると大問題だからでしょうか?
しかし、東電の業務を国営化して電力を供給すれば問題はありません。さらに東電の負債を政府で引き受ける代わりに、保養施設を始め、送電線や中継施設などの設備を国が管理(もしくは売却)します。それを新たに電力市場に参入する民間企業に、送電線などを国の管理下で貸し出せばよいでしょう。現在、民間の電気会社が参入しようとしても、高額な送電線の使用量は東電に支払わなければならず、なかなか企業が電力市場に参入できないという状況があります。
とにかく東電は破たん企業であり、破たん企業は速やかに潰すべきと思っています。
ちなみに、今後、原発開発を止めるということではなくて、十分な安全性が確保されるまでは決して原発を稼働させるべきではないと思います。原発が安全に稼働するのは数百年くらい先になるのではないでしょうか?
今日の相場
USD/JPY 82.69
EUR/JPY 101.13
金(国内小売)  4698円/g
白金(国内小売) 4690円/g
現在相場はもみ合っているようですが、調整後はやはりリスク選好に動くと予想しています。しかし、大きく上昇相場になることはないと予想しています。米国も、大統領選挙で一時的に株価を引き上げる必要がありますが、それは米国財政状況から考えると逆効果でもあるわけです。当然為替を米ドル安に誘導したい半面、NYダウを上昇させなければなりません。これは相反する状況であるため、ここからは先は極めて不安定な相場になっていくと予想しています。
要は為替と株価の相反する綱引きで、相場全体が不安定になるということです。もし、相場が変に乖離し始めた時、それを是正する動きになると思います。そして、それは見かけの相場が本来のファンダメンタルの動きに戻るときに起こるはずです。今は、そういう相場の違和感を常に注視するべきだと思っています。

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