米国の地方政府の破産

米国の地方政府の破産
ウォールストリートジャーナルによると、米国アラバマ州ジェファーソン郡が30億ドル(約2300億円)の債務を抱え連邦破産法の適用を申請したとのことです。1994年のカリフォルニア州オレンジ郡の破産(債務額は20億ドル弱)を上回る規模で、米国で過去最大の地方政府の破綻となりました。ジェファーソン郡内には主要経済ハブ都市バーミンガムがあり、2008年に下水道改良工事のため郡債を発行したことで、財務状況が急速に悪化していたとのことです。
どうも、米国の地方政府の破産は今年に入っては4件目とのことですが、気が向いたら調べてみます。
米国の地方政府の財政もボロボロな状況で、当然公共サービスは低下することになります。
また、このように地方政府が平気で破産申請するわけですから、地方債などは常にデフォルト懸念が伴うことになります。今まで取引のある銀行などと傷をなめ合い、目先に迫ったデフォルトに怯える地方政府の姿が目に浮かぶようです。
今は、郡の破綻にとどまっているようですが、そのうちカリフォルニア州などが、破綻申請するのではないかと思っています。
米国の金融危機二番底の引き金を引くのは地方政府の破綻か、米国債の暴落か、メガバンクの破綻か、証券会社の破綻か、住宅市場の破綻か…などなど、叩くと結構ホコリがでてきます。また、ユーロ圏からのソブリンリスクが伝染してくる可能性も非常に高そうです。
ちなみに、ウォール街のデモは継続中です。世代間格差から来る若者の不満が爆発寸前といえます。
今日の相場
USD/JPY 77.16
EUR/JPY 106.06
金(国内小売)  4635円/g
白金(国内小売) 4357円/g
USD/JPYは円高方向に推移すると予想しているのですが、75円付近では政府が為替介入してくる可能性もあるので要注意です。大体、為替介入をする前には、ニュースで必ず担当大臣などが「断固たる措置をとる!」などと発言する場面が報道されますので、その時はドテンロングでも良いかと思います。
ユーロは問題が起こると、東欧諸国に投資していた資金をドイツなどが引き上げることにより、上昇(レパトリ)したりするので注意が必要です。ファンダメンタルに反してユーロが意味不明な上昇をする場合は、このレパトリが原因と考えられます。
金価格は値を戻してきています(上昇しています)が、このまま高値を更新するのは難しいと予想しています。プラチナ共々上値の重い展開から、ユーロ関連の問題で下落するということも十分考えられます。
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