日本の借金が1000兆円突破!

日本の借金が1000兆円突破!
読売新聞によると、国債や借入金などを合計した「国の借金」が、2011年度末に1000兆円を突破する見通しとなったことが21日にわかったようです。
11年度第3次補正予算東日本大震災の復興策の財源として復興債などを発行するためで、財政の悪化に歯止めがかからない状況です。国の借金残高は、今年6月末時点で943兆8096億円でした。 財務省はこれまで今年度末には995兆9231億円になると見込んでいましたが、3次補正に伴って発行される復興債11兆5500億円が上乗せされ、1000兆円突破が確実になったとのことです。
東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う賠償の財源として、東電がいつでも国から資金を引き出せる交付国債の発行枠を現在の2兆円から5兆円に拡大したのに伴い、国のエネルギー対策特別会計の借り入れが増えるため、借金の残高がさらに膨らむようです。
分かっていたことではありますが、「とうとう来たか」という感じです。
現在、日本は円高ですし、海外の状況よりも良いということから、日本の状況は悪くないと錯覚している人も多いのではないでしょうか?
日本には1000兆円の借金がありますが、流動性のある個人金融資産も1000兆?くらいはあるでしょう。もし、今の状況が日本の借金は0円で、個人金融資産も0円なら何も問題はありません。しかし、現実はかなり歪な状況と言えます。いつまでもこの歪な状況が続くことは絶対にありえません。
すなわち、日本の借金1000兆円で個人金融資産1000兆円という状況が、日本の借金0円個人金融資産0円という状況になるということです。海外から見れば何の問題も無いでしょうが、国内では大問題です。
日本政府が国民金融資産を奪うということです。もちろん、国民の預金を封鎖してデノミを行うようなことは無いでしょう。
では何を行うかというと、増税やインフレなどにより借金を相殺するということが考えられます。緊縮政策や増税を行うと、国民は預金を切り崩して生活しなくてはなりません。そして、国民の預金が無くなるほど緊縮政策や増税をすれば、めでたく国の借金は0円になるということです。(ホントは、それでも官僚あたりは私腹を肥やすので、国民金融資産を1000兆円使っても借金は800兆円くらいしか減らないでしょう。)
今回は、分かりやすくするために極端な記事となっていますが、大雑把な点は間違いないと思っています。要は、増税や年金の減額、医療費や福祉費の削減が必ず起こるということです。
今日の相場
USD/JPY 76.18
EUR/JPY 105.76
金(国内小売)  4226円/g
白金(国内小売) 3967円/g
どちらにしろ、今後もリスク回避の流れは変わりません。なので、短期でクロス円を買うような行為は、必ずストップロスを入れた方が良いでしょう。できれば押し目でリスク回避のポジションを取り、少し広くストップロスを入れておけば良いような気がします。テクニカルを見ると多少大きく戻しそうですが、実はその余裕も米国には無いとみています。おそらく今後も米ドル安に誘導していくと思われます。おいらは、ちょっとだけも米ドル高(円安)に戻せないほど、米国は追い込まれていると見ています。
貴金属は、同じく暴落の危険性がありますが、相場混乱時(暴落時)には金の方が底堅い動きをしますので、プラチナの方が多少リスクが大きいでしょう。しかし、その分プラチナはチャンスといえます。おいらも現時点で銀、プラチナを買いたいと思っていますが、すでに金地金を多少保有いしていますので、じっくり下落を待ちたいと思います。今後、地金を手元に保有している場合は、どんなに暴落しても売却してはいけません。そのうち必ず上昇すると思います。下落したらナンピンで良いと思います。なので、今手持ちの余裕資金をすべて投入するのではなく、小分けに購入すれば良いでしょう。短期で回したいというのなら、地金を購入しなくとも先物でトレードをすれば良いわけです。
最後に米先物ですが、TPPに参加表明するのは時間の問題でしょう。(おいらは反対ですが…) その時に、もしかすると大きく売られる可能性があります。ここら辺を見極めてから、相場に参加しようと思っています。米先物が、噂で売ってニュースで買われるのか、ニュースで売られるのかは、おいらには良く分かりません。
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