米地銀の破綻〜続報7〜

米地銀の破綻〜続報7〜
米国地銀の破綻は尚進行中です。2011/02時点では14行でしたが、10月時点では64行となりました。現在では、かなりの米地銀が破綻に追い込まれ、末期的な状況になっているということでしょう。(2/9に記事にしています。)
破綻した銀行の負債は何処に行ったのか?という疑問が残りますが、基本的に日本と同じく地銀は吸収合併され、メガバンクにまとめられたと言えるでしょう。そして、そこに政府から銀行救済という名目で資金が注入されたと思われます。
このようなやり方は日本でも行われています。みずほ銀行は、富士銀と第一勧銀と興銀が合併することによりできたメガバンクですが、このとき興銀の負債がうやむやになっています。
例えばA銀行で、資産10億円で負債が100億円(資産に対する負債1000%)になって経営が不可能となったとします。A銀行を潰すと預金者が怒るので潰せません。したがってどこかと吸収合併するのです。吸収合併した先の資産が10兆円なら100億円の負債は0.1%になります。汚れきった水も大海に流せば薄れてよく分からなくなるということです。なので、地銀が経営困難になると、メガバンクに吸収させてうやむやにすることがあります。(当然、負債が無くなったわけではありません。)
さて、米国のメガバンクの状況はどうでしょう。
特にシティーバンクなどは非常に危ない状況と言えます。CDSが上昇していることからも米国メガバンクに対する信用はかなり低下していると言えます。今後は、米国メガバンクも危ないといえます。
米国発金融危機の二番底は米国債の暴落だと思いますが、その引き金を引くのが、米国メガバンクの破綻かもしれません。
今日の相場
USD/JPY 76.69
EUR/JPY 102.18
金(国内小売)  4277円/g
白金(国内小売) 3955円/g
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