今後の金価格について

今後の金価格について
ここからは、簡単に金を買える相場では無くなりました。余裕資金で現物を保険として買うにしても、下落を見つつ購入すべきと思います。
ギリシャのデフォルト問題を先延ばししたため、多少の戻し(上昇)があるかもしれませんが、ここからは金相場は下落すると考えています。
個人投資家が、いくら金はペーパーマネーより価値があると言っても何の意味もありません。相場とは多数決で決まるものです。
金の現物取引ではない、デジタル取引の額は大きく膨れ上がっています。現物の上昇分に上乗せされた分は、金市場から簡単に逃げてしまいますので、当然その分は下落します。
金価格は、上昇してきましたが、真の上昇分は現物取引と考えています。この分は、顕著に上昇していると思いますが、ここに金ETF先物が加わるため、相場は乱高下しているように見えるのです。
おいらは今回の金価格の下落を楽観視していません。
まず、米国住宅事情が良くありません。FRBは緩和政策を取ったようですが、住宅事情の下支えは無理と考えています。雇用統計の改善も難しいでしょう。地方の財政も最悪ですし、地銀の破綻も止まりません。米国の金融危機は、もうごまかしが効かないところまで来ています。
それに加えて、ギリシャのデフォルト問題が起きました。一服したとしてもPIIGSに波及するのにそんなに時間はかからないでしょう。そして、それが米国の国債の暴落につながるのにも、時間はかからないと予想します。
今までは何とか問題を先送りしてきましたが、もう限界でしょう。…とすれば、金価格の上昇も限定されます。金価格が下落前の価格に戻して更に上昇するには、一定の時間が必要ですが、その時間的な余裕が無いような気がします。
ちなみに、当然どこかで、金価格は反発してくるとは思います。米国の財政が底を打つ時には上昇に転じているはずです。そして、世界経済が安定するまで金価格は上昇を続け、金融危機が去る時には下落に転じているでしょう。
今日の相場
USD/JPY 76.83
EUR/JPY 104.83
金(国内小売)  4162円/g
白金(国内小売) 4017円/g
貴金属が暴落しています。おいらは現物を保有していますので、じっくり下落を待って購入するつもりです。特にプラチナと銀については今度こそ購入したいと思っています。先物で多少含み損が出ていますが、レバ1未満ないので放置しています。
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