金価格急落

金価格急落
ユーロ安に伴い金価格が暴落しています。このような状況ではレパトリエーションが起こるため、やはり米ドル高(リスク回避)となります。本来このような資金還流では金にお金が集まるはずですが、そこまでの危機では無いということでしょう。本当の通貨危機が起これば、米ドル安から金価格の急騰ということになるでしょう。
ただ、金価格もある程度調整時期に来たのは確かです。ギリシャの財政不安で今回の金価格の下落となりましたが、この通貨不安がユーロにおよべば、さらに金価格は下落します。しかも、相場は一方向には進みません。下落時でも多少の一服感を盛り込んだりもします。
ここしばらく金価格は乱高下しながらも上値の重い展開になると思います。
いままで金の下落は記事にしてきましたが、金価格は暴落の方向に舵を切りなおしたかもしれません。また、5000円/g近くに上がることがあっても、これを越えることは難しいと思います。
何故なら矢継ぎ早にユーロ危機、米国債の暴落という問題が起こるからです。
また、それに関連することが起こるたび相場は乱高下するので、相場慣れしていない人はポジションを取らない方が良いかもしれません。ここからは、じっくり金価格の下落を待って買い増しの時期を待つべきです。
ちなみに、5000円/gを越えて上昇するのは金融危機が次のレベルに入ってからだと思います。(ユーロ危機や米国債暴落などが起こり、そのどこかで反転。)
現在、金地金を保有しておらず、現物なら少しくらいは高値で掴んでも良いと思っている人は、多少購入しても良いレベルかもしれません。
おいらの勝手なイメージですが、今後ギリシャ問題が一服し、金価格は少し戻すものの、財政不安はPIIGSに移行し金価格は下落。ユーロはかなり売り込まれるのでしょうが何とか復活し、金価格も上昇。その後、米国に信用不安が移行し、乱高下を繰り返しながらそのうち米国債は暴落。ここで金価格も底を打ち、その後反転し急上昇。
…という予想を立てています。
金価格が上昇基調にあるからといって暴落しないということはありません。これからは、金をいかに底値で拾うかが重要といえます。
今日の相場
USD/JPY 96.42
EUR/JPY 102.73
金(国内小売)  4222円/g
白金(国内小売) 4261円/g
まだ、貴金属の大底は先だと思いますが、多少、現物の買い増しを計画しています。
為替もリスク回避なので、特にクロス円はまだ下落余地がありそうです。
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