中国元購入について

中国元購入について
中国元を買いたいと思い口座を開設したのですが、スワップがマイナスなのです。早速調べてみました。まずは手っ取り早く証券会社に問い合わせたところ、
「FXにおけるスワップポイントは、原則として、金利の高い通貨を買い付けることで受け取り、金利の高い通貨を売り付けることで支払いとなります。ただし、インターバンク市場でのスワップポイントの動向によっては、この原則が当てはまらない場合もあります。具体例としては、中国人民元や韓国ウォンが挙げられます。これらの通貨は、現地当局により、国外での流通が規制されていることから、インターバンクにおけるNDF市場の価格を基にサービスを提供しています。そのため、金利差だけでなく、NDF市場先物価格のプレミアムもスワップポイントに反映されます。そちらのプレミアムがインターバンク市場で高まっていると、人民元/円、韓国ウォン/円の買ポジションのスワップポイントは支払いとなる場合があります。」
…とのことです。
要は、中国人民元は自由変動相場制ではないため、NDF(ノン・デリバラブル・フォワード)という形態にて取引をしているということです。NDFレートは、先物レートと満期時のレートを差金決算する取引なので、将来の上昇の期待値(プレミアム)が入ります。
現在では、中国元は今後値上がりすると考えられているため、先物価格に反映されNDFは通常のレートより割高になります。なので、日本円との金利差から人民元の買いポジションのスワップポイントは本来プラスですが、人民元のプレミアムによってマイナスになるということです。
中国は、為替レートの変動を抑えるためにNDFを採用しているようです。
さて、中国元を買いたいと画策しているおいらにとっては、NDFは厄介でしかありません。中国元の買いポジションを取りたいと思っていたのですが、スワップがマイナスということなので、ポジションを取って放置というわけにもいかなくなりました。中国元は将来的には上昇していく通貨だとは思いますが、目先は非常に怪しい点が多いわけです。特に中国の不動産バブルなどが崩壊すれば、おそらく素直に売られるのでしょうから、要注意といえます。時期を見極めてからの購入でも遅くは無いかと思っています。購入時期の目安は他のクロス円のロングを仕込む時期と同じで良いと思います。
また、現物が良いのかとも思うわけです。前回北京に行ったとき銀行に換金しようとして行ったのですが、閉店ギリギリに行って何とパスポートを忘れてしまい換金できませんでした。コピーでは駄目かと尋ねたのですが駄目でした。手元には中国元を多少おいてはいますが、大した額ではありませんので、また次回中国を訪れた時に買ってこようかと思っています。
最後に、中国元を買うなら、やはり金利の恩恵を受けたいと思うわけです。知り合いに中国の友人がいるので、口座を開設できるのかを聞いてみようと思っています。外国人の口座凍結などということも想定しつつチャレンジしてみようかとも思っています。
今日の相場
USD/JPY 76.20
EUR/JPY 102.85
金(国内小売)  4529円/g
白金(国内小売) 4479円/g
ギリシャのデフォルトが織り込まれつつありますが、実際に起こった場合にどうなるのかは分かりません。どちらにしろこの問題が、片付くまではリスク回避の動きは継続しそうです。とにかく、ユーロ圏の問題もギリシャ以外にまだ財政不安の国がありますし、米国は更に悪い状況なのです。大局は円高、株安ということは変わらないでしょう。金価格だけは今後も乱高下を繰り返しながらも、上昇していくと思われます。金価格の調整はユーロ信用不安と米国財政不安の2回の大暴落をこなして、大きく上昇すると思われます。
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