福島原発での放射能汚染の現状/懲りずに富士山に登る

福島原発での放射能汚染の現状
おいらは当ブログで、福島産の農産物等が危ないのではないかと記事にしてきました。特に「風評被害」などという言葉は無く、東北の生産者も全国の消費者も被害者であり、それを補償するのは国と東電の責任であると思うのですが、それを少し説明しておきます。
経済産業省から8/26に発表された放射性物質拡散量の報告書によるとプルトニウム238が190億ベクレル、239が32億ベクレル、240が32億ベクレル、241が1.2兆ベクレルとなっています。
代表的なプルトニウム239の半減期は約2万4千年と非常に長く、内部被ばくで最も危険なα線を出し続けます。このように拡散してしまったプルトニウムに関して、東電は2地点程度測量して問題ないとしていますが、こんな報告を信じろという方がどうかしています。
また、海洋放射能汚染は何と1.5京ベクレルとなっています。記事によると、福島県は4月にコウナゴが出荷停止して以来、漁業を自粛しているようです。同県の海の汚染はいまも深刻で、7日に発表されたイシガレイの放射性セシウムは1kgあたり1030ベクレルと暫定規制値(500ベクレル)の2倍以上だそうです。宮城や岩手、茨城などの水産物からも基準値以下ながらセシウムが検出されているようですが、農水省は「検査機械が少ないうえに鮮魚は詳しく検査すると傷んでしまうので、細かく調べきれない」と説明しています。
すなわち、農水省が海産物に関してはその危険性は把握できないと言っているわけですから、少なくとも安全とは言えないということです。
その一方で宮城県石巻港では6日、震災後初めて水揚げされたタコやカレイなどが並び、気仙沼沖などではカツオ漁の一部が再開しているようです。もちろん放射能検査はしたというでしょうが、おそらくγ線しか検査していないでしょうし、カツオが1000匹取れたら1000匹全部など検査しているはずもないでしょう。
そもそも農水省が、調べきれないと言っているのに、民間や市町村レベルで正確なデーターを出せるのか不安になってしまいます。
特に海産物などは、食べ物なのですから重要なのは、より侵襲の強いα線β線のはずです。プルトニウムなども海洋に流出しているのは確実と思われます。α線においては透過力が弱い為、空気中では3㎝程しか進みません。これを測定するには専用のガイガーカウンターが必要ですし、測定も難しいと思われます。
また、日本の暫定規制値は500ベクレル以下なら安全ということですが、ドイツ放射線防護協会は、大人8ベクレル、子供は4ベクレル以下にするべきだという基準値を提案しています。
以上のことからも分かるように、放射能汚染は深刻な状況なのです。そして、福島において復興しようとして頑張っている人達ほど、現場に近いため危険と言わざるを得ません。また、政府の発表を鵜呑みにする消費者も危険なわけです。
そしてこれだけの被害を出しながら未だ、原発を推奨する原発利権に群がる人達、経済成長には原子力が必要という人達がいますが、我々の生活の土台は、健康(命)と自然です。その上に経済などが成り立っているわけです。利益や経済成長や利便性を優先して、国土と自然を失い、健康を害して死んでしまっては本末転倒です。
日本は脱原発を選択できるのでしょうか?
今日の相場
USD/JPY 76.55
EUR/JPY 104.51
金(国内小売)  4650円/g
白金(国内小売) 4692円/g
じりじり円高方向に推移しているようです。今週為替は揉み合いと予想していますので、相場を傍観しています。貴金属が下がってきているようなのですが、ユーロを考えるともう少し下落余地があるように思えます。金先物で4300円台になればロングポジションを取ろうと思います。
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懲りずに富士山に登る
どうしても、もう一度富士山に登らなくてはならない理由ができたため、気は進まないながらも、9/11に再度富士山に行ってきました。
・一応、日の出の写真を撮る
今回は、早朝から登り始めたので、日の出は5合目でした。そこそこ綺麗です。

・河口湖口からの登山
前回は、須走り口から登ったのですが、今回は河口湖スバルラインから登りました。河口湖口から登ると岩場の急斜面も多く、それなりに楽しめます。ただし、スバルラインは普通乗用車は2000円取られ、駐車場もいつも満杯なので、8月のベストシーズンに行くのはお勧めできません。9月の第2週の週末にも関わらず、登山口から1.5km下の路肩の駐車場に駐車しました。9月前半の平日が良さそうです。

・山小屋
山小屋は9月の第1週くらいに営業が終わってしまうのですが、数店は営業しています。登山者にとっては心強いのですが、とにかく値段は高いです。ペットボトル500円、カップラーメン600円。…適正値段が良く分かりません。
今は、富士山の山小屋まで輸送車専用道路もありますので、物資を背負って運んでいるわけでは無いと思います。(頂上あたりは分かりませんが…)
重量に比例して輸送料がかかるとしても、カップラーメンを作るのにも400cc位の水が必要なはずですし、ガス代もかかるでしょう。やはり最後は水が命?…どうでもいい話です。

・頂上で一杯
頂上で、つまみを食べながら一杯やりました。最高です。

・下山
下山して、5合目付近に来ると霧が立ち込めていました。おそらくもう富士山には登らないと思います。木の根っこが凄かったので写真を撮ってもらいました。