1月の米雇用統計について

1月の米雇用統計について
今回の雇用統計で失業率が改善されたなどという意見がありますが、決して楽観視できる状況ではありません。以前も記事にしましたが、失業率には求職を放棄した人などは統計上数字に反映されません。1月の求職を放棄した非労働者は50万人を超えているとの報告があります。本来の失業率は、この50万人を合わせ400万人くらいいる求職放棄者と、失業者1500万人を合わせた数字になります。さらに政府の臨時職員や非正規社員(パートなど)が1000万人くらいはいますので、米国の雇用状況が改善しているとするには時期尚早といえます。
それに比べて非農業部門雇用者数は3.6万人の増加(市場予想14.6万人)に留まっています。こちらの数字の方が、より米国の雇用状況を反映しているといってもよさそうですが…。
今日の相場
USD/JPY 82.26
EUR/JPY 111.26
金(国内小売)  3770円/g
白金(国内小売) 5200円/g
米雇用統計後、現在は多少円安に推移しています。おいらの意見はさておいて、市場の大多数の人がどう思うかによって、相場の動きは決まります。昨年行った、日本政府の為替介入でも円高の流れを変えることはできませんでした。今回の米雇用統計も、米国経済の改善を示唆するような意見が聞こえてきますが、こちらも米ドル安の流れを変えるには至らないと思われます。円安に推移しても83円前後までと考えています。テクニカル的には84円台半ばに抵抗線がありますので、83円前後でショートポジションをとり、ストップを84円後半に置いておけばよさそうです。おいらは82円半ばまで行けば、ショートポジションを取ろうと思ってます。ストップロスは83.50程度とします。
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