今年の相場を考える

今年の相場を考える
やはり今年も貴金属相場が上昇していく局面と見ています。米国、日本の金融緩和政策は、もはや政策というより、どうしようもないくらいに追い込まれた中央銀行の最後のあがきにしか見えません。証券取引まで行うこと自体、もはや金融政策ではないといえます。
金利をゼロまで落とし、過剰な資金を供給すれば、当然コモディティーの値段が上がるに決まっています。今の貯蓄過剰な日本にこれ以上資金を流してもろくな事にはならないでしょう。金利だってほぼゼロなのですから、これ以上引き下げようがありません。極論としてマイナス金利を導入したところで、タンス預金が増えるのが関の山です。
一方、政府の財政政策はどうでしょう。土台となる日本の財政状況を顧みず行った財政出動は功を奏すでしょうか?全くと言っていいほど効果はありません。今の日本の財政状況を国民は知っています。ここから更なる赤字国債を発行して財政出動をすれば国民心理は冷え込むばかりで、消費が上向くとは到底思えません。人の心理など、机上の理論通りにはなりません。
日本政府は米国に資金を流出させています。金融政策、財政政策という名のもとに、米国債や州債、米不動産関連のどうしようもない債券を引き受けていると思われます。(新幹線受注や為替介入や日銀の証券取引など)
日銀が投資信託を購入するとのことですが、その中身なんてどうなっているか分かるわけもないし、米国不動産関連のものが紛れ込んでいる可能性など否定できるわけはありません。
今日の相場
USD/JPY 82.62
EUR/JPY 111.87
金(国内小売)  3810円/g
白金(国内小売) 5163円/g
全般的に金やAUDなどのコモディティー関連が売られ、EURやプラチナが上昇しているようです。もう少しこの流れが続くと思いますが、来週あたりには金を少し買ってみようと思います。…とは言いつつ、来週は重要な経済指標は無いので、来月までこの動きは続くかもしれません。
プラチナと為替は、相関が良く分からなくなっていますので、少し様子を見たほうが良さそうです。
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