カリフォルニア州の新幹線工事を受注するのか?

カリフォルニア州の新幹線工事を受注するのか?
やはり今年も貴金属相場が上昇していく局面と見ています。米国、日本の金融緩和政策は、もはや政策というより、どうしようもないくらいに追い込まれた中央銀行の最後のあがきにしか見えません。金利をゼロまで落とし、過剰な資金を供給すれば、当然コモディティーの値段が上がるに決まっています。今の貯蓄過剰な日本にこれ以上資金を流してもろくな事にはならないでしょう。金利だってほぼゼロなのですから、これ以上引き下げようがありません。極論としてマイナス金利を導入したところで、タンス預金が増えるのが関の山です。
一方、政府の財政政策はどうでしょう。土台となる日本の財政状況を顧みず行った財政出動は功を奏すでしょうか?全くと言っていいほど効果はありません。今の日本の財政状況を国民は知っています。ここから更なる赤字国債を発行して財政出動をすれば国民心理は冷え込むばかりで、消費が上向くとは到底思えません。
そして日本政府は米国に資金を流出させています。金融政策、財政政策という名のもとに、米国債や州債、米不動産関連のどうしようもない債券を引き受けていると思われます。
日銀が投資信託を購入するとのことですが、その中身なんてどうなっているか分かるわけもないし、米国不動産関連のものが紛れ込んでいる可能性など否定できるわけはありません。また、カリフォルニア州で新幹線を引くなどという話はどう考えてもおかしいわけです。カリフォルニアの財政状況を分かっていればこんな話を受注するわけがありません。公表されているだけで1兆6700億円(本当はいくらなのか?)の赤字をかかえる州に支払い能力などあるわけがありません。
カリフォルニアの州債で支払うとすれば、それはもう詐欺行為と言わざるを得ません。
カリフォルニア州は、新幹線の工事で地元経済を少しでも復活しようとしているわけですが、支払い能力がゼロなのは日本政府もJRも分かっているはずです。ここでも日本の資金が米国に流れているということが分かります。
政府とJR東日本が仕事を受注するのか、その支払いなどはどうなっているのかを、国民は注視すべきでしょう。ちなみに、おいらはこの話自体が頓挫するのではないかと思っています。カリフォルニアの財政事情の悪さの根は深そうです。
今日の相場
USD/JPY 83.05
EUR/JPY 107.26
金(国内小売)  3876円/g
白金(国内小売) 4959円/g
米雇用統計後、為替はあまり動いていないようです。米雇用統計は良くも悪くもないという見方となったようですが、目先では良いが長い目で見れば悪いといえそうです。米国経済に不安が無ければここから回復というシナリオもあるのでしょうが、そうもいかないでしょう。この揉み合いは市場参加者心理が動くに動けない状況を反映しているといえそうです。
貴金属は少し下落しているようですが、大きな調整にはなりそうにありません。
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