金以外の貴金属地金の魅力

金以外の貴金属地金の魅力
現在のような世界的に信用リスクが拡大している中、当ブログでは金地金保有の有用性を記事にしてきました。金地金保有の最大の目的は資産保全であり、積極的に運用益を出すということではありません。結果的に、インフレなどでペーパー(デジタル)マネー資産が棄損した時に金地金が生きてくるわけです。
さて、実物資産の王様ともいえる金地金ではありますが、だからこそ経済混乱時には規制がかかりやすいというのも事実です。例えば、金の取引に税金をかけたり、金を没収することもあるかもしれません。(さすがに没収は無いと思っていますが…)
こうなってしまっては、何のために金地金を保有していたのか分かりません。
そう考えると、金地金の代用品の保有も考慮しなければなりません。金地金以外のコモディティーで何が良いのかと考えると、普通にプラチナ地金と銀地金ということになります。当然、金地金の売買に課税されれば、プラチナと銀も同じ運命をたどると思われますが、政府も慌てて金に注目するあまり、場合によっては金以外の貴金属が無視される可能性もあります。特に没収などとなれば、なおさらです。
このようなことは、今までもありました。
例えば、タンス預金あぶりだしの新紙幣発行時(預金封鎖を伴う)にコインを新しく発行しなかったり、国内の銀行の預金封鎖を行ったが外銀は対象外であった…などです。政府も経済混乱時には、すべての漏れを防ぎきるのは困難なので、多少の逃げ道があるかもしれません。
…ということで、手数料は割高ですが資産保全としての、プラチナ地金と銀地金の保有も検討の価値があるといえます。とにかく分散投資が基本中の基本ということです。
今日の相場
USD/JPY 85.26
EUR/JPY 108.68
金(国内小売)  3594円/g
白金(国内小売) 4512円/g
先日93円台まで進んだ円高の流れも一時的に調整しています。95円台まで戻した原因は、菅首相の口先介入とバーナンキ発言ということでしょう。菅直人首相は27日午後、円高など経済情勢について「為替市場の過度な変動は経済・金融の安定に悪影響を及ぼし、私としては重大な認識を持っている」と円高に懸念を表明しました。その上で「必要な時には断固たる措置をとる」と為替市場への介入を示唆する発言をしています。
これらの発言は、すでにマーケットが織り込みつつありますので、相場はこのまま円安に推移するということでもなく、今後も84〜85円でもみ合う展開になると予想しています。先日の記事のとおり、米雇用統計までは動くに動けない相場といえます。
金、プラチナの先物もまだ下落余地を大きく残しています。ここで慌ててポジションを取るのは控えたいところです。
(数字訂正しました。<(_ _)>)
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