為替介入について

為替介入について
一応為替介入について分かりづらい説明を貼り付けておきましたので、興味のある方はどうぞ。(日本銀行のホームページより)

・為替介入の定義・法的位置付け
為替介入とは、一般に、通貨当局が外国為替市場において、外国為替相場に影響を与えることを目的に外国為替の売買を行なうことを言います。わが国では、財務大臣が円相場の安定を実現するために用いる手段として位置付けられており、為替介入は財務大臣の権限において実施されます。日本銀行は、その際に財務大臣代理人として、財務大臣の指示に基づいて為替介入の実務を遂行しています。したがって、新聞・ニュース等でしばしば使われる「日銀介入」という言葉は、やや誤解を招きやすい表現であるといえます。(なお、財務省では、介入の実施状況について、財務省ホームページで公表しています。)
・為替介入の種類
為替介入は通常、東京市場において実施されます。ただし、日本時間の午後5時頃を過ぎると外国為替取引の大宗は欧州市場へ、さらにその後はニューヨーク市場へと移っていくため、こうした時間帯に介入の必要性が生じた場合には、海外の通貨当局に対して介入の実施を委託することが多くなります。こうした場合の委託の判断や、介入金額・対象通貨・介入手法等も財務大臣によって決定されます。いずれの市場で介入が行なわれるにせよ、介入に必要な資金はすべて、財務省所管の「外国為替資金特別会計」の資金をもって充てられます。なお、財務大臣代理人としての日本銀行が海外の通貨当局に委託を行なうのと同様に、海外の通貨当局が東京の取引時間帯に介入の必要性を判断したときには、海外の通貨当局からの要請に基づいて、日本銀行が海外通貨当局に代わって介入を実施することもあります。
為替介入は、各国の通貨当局が自主的に判断して決めることですが、複数の通貨当局が協議のうえで、各通貨当局の資金を用いて同時ないし連続的に為替介入を実施することを「協調介入」と呼んでいます。
・為替介入の目的
為替介入は、『外国為替及び外国貿易法』における「財務大臣は、対外支払手段の売買等所要の措置を講ずることにより、本邦通貨の外国為替相場の安定に努めるものとする」との規定を踏まえ、円相場の安定を目的として財務大臣によって行われます。
・情報収集
日銀為替課では、為替ディーラー等の市場参加者や、日本銀行の海外事務所および海外中銀と緊密にコンタクトをとる一方、内外の情報提供サービス会社の情報をも利用することによって、為替相場動向を日夜注意深く把握・分析しています。さらに、こうした為替相場情報とともに、海外における債券・株式市場の動向、商品市況等についての情報収集・調査も行なっており、為替相場を軸にした多面的なモニタリング体制を敷いています。
このようにして集められた情報は、日本銀行内において、金融経済情勢に関する判断材料の一つとして政策委員会等へ報告されます。また、介入に関する財務大臣代理人としての立場から、毎日、財務省の為替介入担当部署である国際局為替市場課に報告されています。
・為替介入の決定
為替相場が急激に変動する場合等には、財務省為市課から日銀為替課のディーリング・ルームへホットラインを通じて連絡が入ることになります。日銀為替課は、為替相場変動の背景や、介入決定の判断に資するような最新のマーケット情報を提供します。
そうした情報も踏まえ、財務大臣が介入の決断を下すと、財務省為市課から介入実行の具体的指示が伝えられ、介入が実施されます。財務大臣は、介入を効果的・効率的に実施するために為替市場における様々な要素を勘案して、実施方法を決定します。日銀為替課は、介入の実行と平行してマーケット情報を集め、市場の反応等を財務省為市課へ提供し、これを基に実施方法が見直されることもあります。

為替介入とは円相場の安定を実現するために、財務大臣の権限において、通貨間の売買を行うこと。…ということになります。現状の為替介入の目的は、円相場の安定というとになりますが、理由はそれだけではないと思われます。最後の最後まで米国債を支えるために為替介入を行っているともいえます。(…でなければ、円高なのでレアメタルでも買い貯めて欲しいものです。)
さて、そんなことより重要なことは、為替介入があるのか?ということになります。おいらは、実際目先での為替介入は行われないと思います。今は、介入ありきということを徐々に浸透させている時期と見ていますので、口先介入の域は出ないと思っています。
そして、米国金融不安が再燃すれば、やはりどこかで行わざるをえなくなるでしょう。それは、年末から来年あたりでしょうか?
おいらは、為替介入は年末辺りではないかと思っています。なので、目先では大きく円安(90円台半ば辺り?)に推移するということはないと予想しています。やはり押し目をこながら徐々に円高方向に推移すると思っています。
今日の相場
USD/JPY 84.68
EUR/JPY 107.60
金(国内小売)  3614円/g
白金(国内小売) 4545円/g
米雇用統計までは、USD/JPY84〜85円台の揉み合いとみています。貴金属価格は今日は上昇しているようですが、そんなに長くは続かないでしょう。問題は、次にブレイクする前にどちらのポジションを取るかということです。それまでには方向感を掴んでおきたいところです。
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