貴金属相場急落

貴金属相場急落

20日の東京金・銀は、続落。金はニューヨーク市場で手じまい売りが出て急落した流れや円高を受けて売り優勢で始まりました。その後はもみ合いとなりましたが、午後2時半以降の円高やドル建て現物相場の下落を受けて急落し、サーキット・ブレーカー(CB)が発動しました。銀はニューヨーク安と円高を受けて続落しました。前営業日比は、金標準と金ミニが130〜126円安、銀の6〜10月限が16.5〜13.0円安、12〜4月限が2.9〜2.5円安です。推定出来高は、金が8万5842枚、金ミニが1万7336枚、銀が874枚となっています。
また、プラチナ系貴金属(PGM)も、軒並み大幅続落となりました。プラチナはニューヨーク急落、円高、株安を受け、午前中から連日の3ケタ安。午後は株安、ドル建て現物相場の下げを背景に下げ足を速めました。終盤から引けにかけてサーキットブレーカーの発動を交え、300円を超える下げとなり、暴落商状となりました。前営業日比は、プラチナとプラチナミニが325〜308円安で、推定出来高はプラチナが4万4961枚、プラチナミニが3533枚、となっています。

貴金属は軒並み急落となっています。
きっかけは、ドイツ財務省が発表した金融規制(空売り規制)と思われます。その後フランスは、金融規制に関しては反対であることを表明し、ユーロに関しても強気の発言をしていますが、一度火がついた失望売りの流れは止まらなかったのでしょう。
特にプラチナの下げは、暴落といっても過言ではないでしょう。前回のサブプライムの時の大暴落では7000円/gから2500円/gまで下げたわけですが、この時の恐怖がトラウマになっているのかもしれません。
今回の下落は、世界経済の失速懸念とかいう問題が原因ではなく、投機筋の投げ売りが原因だと思われます。数字だけが高い流動性で相場に出入りし、そこにはレバレッジもかかっているでしょう。実体経済を反映しない乱高下はこれからも続くと思います。このような動きに呑まれないようにしっかり大局を見たいものです。
今日の相場
USD/JPY 89.27
EUR/JPY 110.04
金(国内小売)  3739円/g
白金(国内小売) 5112円/g
貴金属は日足で陽線が出たら、ぼちぼち買い増そうかと思っています。それまでは様子を見ます。現在の貴金属のポジションの含み損が拡大しています。ちなみに米失業保険申請件数の悪化により、円高が進んでいますので、貴金属は更なる投げ売りが出そうな雰囲気となっています。
為替は先日EUR/USDのショートで前回のストップ以上の利益が出ました。今はスクエアですが、押し目では売っていきたいと思っています。
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