中国預金準備率の引き上げ

中国預金準備率の引き上げ

中国人民銀行(中央銀行)は12日、市中銀行から強制的に預かる資金の比率を示す預金準備率を25日から0.5%引き上げると発表しました。同準備率の引き上げは2ヶ月連続です。不動産価格の高騰やインフレ懸念の根にあるカネ余りの解消へ、市場にあふれた資金の回収を強化するとしています。引き上げ後の預金準備率は大手金融機関で原則16.5%になります。

先進国と新興国の温度差が、多少形として出始めてきたのではないでしょうか。
現状では、世界的な金融緩和の継続で利上げが難しいため、中国の金利の引き上げにはもう少し時間がかかりそうです。特に米ドルとペッグしている新興国通貨に関しては、市場を引き締めたい思惑に反して、金利を上げられないというジレンマに陥っている訳です。(米ドルとペッグしているのに金利を上げれば、為替変動リスク無しのキャリートレードが成立してしまうので…)
…という事で、金利を上げ辛い状況で中国が取った政策が、預金準備率の引き上げという事ですが、どうせ米中の不均衡は小手先の技術で解消できるほど甘くありません。所詮、金利の引き上げを行ない、人民元の切り上げも行う事になるでしょう。中国国務院のシンクタンク・発展研究センターの高官によりますと、消費者物価指数(CPI)の上昇率が2.25%(昨年12月のCPI上昇率は、1.9%)を突破すれば、中国は金利を引き上げる可能性があるとの見解を示しています。
中国の金利引き上げや、人民元切り上げは、今年の早い時期に起こってもおかしくありません。そうすると、やはり気になるのが、中国のバブルの崩壊ということになります。中国元の切り上げを少しずつ(緩やかに)行なったとしてもインパクトは強いでしょう。市場がどう捉えるかが問題といえます。もし、悪い意味でのサプライズとなれば、新興国全般から資源国なども含めて、暴落ということもあるかもしれません。
今日の相場
USD/JPY 90.08
EUR/JPY 122.27
金(国内小売)  3342円/g
白金(国内小売) 4715円/g
現在2日前に取ったUSD/JPYショート(89.80)が含み損となっています。利喰いや損切りするほどの変動もなく揉み合っているようです。金ミニロング(3,300)もずっと放置していますが、こちらは強気でナンピンする予定です。
最近プレステ3を購入したのですが、ソフトを何も持っていません。…トホホ。FF12を引っ張り出してやっていますので、ブログの更新ができないという状況です。すいません。
↓↓是非、今後のプラチナ価格について投票してみて下さい。
http://blog.with2.net/vote/?m=v&id=7505
↓↓記事が参考になったと思っていただいた方…ぽちっと投票して下さい。
人気
ブログランキングへ
本ブログで紹介している投資手法や予想は、個人的な見解で正確性を保証するものではありません。投資は、各自の判断と責任において行うようお願いいたします。