ユーロ圏の弱さが露呈

ユーロ圏の弱さが露呈
オランダのボス財務相は2/2、ギリシャは欧州全体に「連鎖反応」を引き起こさないために、公的債務問題の解決策を策定する必要があるとの考えを示しました。同財務相は「ギリシャが問題を解決しなければ、市場は次に(財務状態が)弱い国に注目する。すでにこうした動きは出ている。ポルトガル、次はアイルランド、その次はスペインだ。こうして連鎖反応が広まってゆく。」と述べました。その上で、ギリシャは自力で解決策を策定すると確信しているとも述べています。
また、欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのコンスタンシオ・ポルトガル中銀総裁は2/2、ポルトガルはかなりの経済調整が必要との認識を示し、短期的見通しには相対的に悲観的だと述べています。 総裁は会合で、長期的に財政は持続可能だとする一方、「再び高水準の財政赤字に陥っており削減することが急務だ」と述べ、困難な歳出削減を迫られ、間接税引き上げに踏み切る公算が大きいとの見方を示しています。 実施していかねばならない難題や調整があることを踏まえると、短期的動向については相対的に悲観的だと話しました。 ギリシャの債務問題を機にポルトガルの財政悪化にも注目が集まり、ポルトガル国債は過去数週間、打撃を受けています。(ロイター)
このようにユーロ圏では、財政事情が悪い国が全体の足を引っ張っているという構図が鮮明になりつつあります。大局では、基本的に米ドルが他通貨に対し売られてきましたが、今後は上値も重たくなっていくと思われます。
今日の相場
USD/JPY 89.64
EUR/JPY 122.88
金(国内小売)  3270円/g
白金(国内小売) 4588円/g
USD/JPYは90.90と90.03で取ったショートポジションを利喰いすることができました。金ミニは見ていませんがおそらく含み損を拡大していると思います。先日NZD/TRYのショートも利喰いしましたので、ポジションは金ミニのみとなってしまいました。
今回の下落は、米新規失業保険週間申請件数が予想外に増加したことや、一部ユーロ圏諸国のソブリン債をめぐる懸念によりますが、まだまだ楽観視できる状況ではないので、さらに押し目では売り込んでいきたいと思います。
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