金融規制について

金融規制について
オバマ大統領が発表した金融機関に対する新規制提案を受けて株価は急落、リスク回避の動きが鮮明になりました。新規制案は、金融機関に対して投機的取引の禁止やヘッジファンドなどへの投資、出資の禁止を求めています。19日に昨年来高値を更新した米主要3株価指数は、年初からの上げ幅を吐き出す格好となり、NYダウとNASDAQは年初来のマイナスに転落し現在に至っています。
今回の株価の急落と円高の引き金は、確かにオバマ大統領の発言によるものかもしれませんが、本質的な流れはあくまで米国の構造的な問題(財政赤字とクレジット崩壊)が原因と考えられます。今後も大きな流れは米ドル安なのは間違いありません。デイトレ感覚で相場を見ている人には関係ありませんが、長期投資をしている人はここがブレてしまっては元も子もありません。
所詮、今更金融規制しても遅いのです。当然今後はこのような考えは必要ですが、今はまず目先のデリバティブの含み損(不良債権)を何とかするしかないのです。これを解消する痛みが二番底の引き金になると思われます。
さて、現在、資産の大半を株で運用している人は、かなりのリスク耐性が無いと今後の二番底は凌ぎきれないと思います。おいらは、二番底が今年の年末から来年に来るかもしれないと思っているので、株は最後に買おうと考えています。少なくとも株を買うのは、金を売ってからにします。
ちなみに、長期的な視野ですが、おいらは現在はUSD/JPYショートと、貴金属のロングが良いと思います。クロス円のロングと米ドルキャリーは、巻き戻しがいつ来てもおかしくないレベルになってきましたので、デイトレがよいでしょう。(ここからは上値はかなり重たくなります。)
そうこうしているうちに二番底が来れば、経済指標の悪化から1〜2ヶ月は急激な米ドル高と、円独歩高になると思われます。その途中(初期)で金が反発し急騰に転じますが、プラチナは上昇しつつも乱高下すると考えています。この時に株価が大底を付けると思われます。
この二番底を過ぎると、経済は徐々に回復してきますので、ここが株とクロス円の買い場となります。(ただし、少子化問題もありますし、日本の金融資産もかなり棄損しているはずなので、急激な成長はありません。) この時には、金は多分暴落していますので売り抜けていなければなりません。プラチナはボラティリティーが大きいのでリスク管理が重要です。基本的にプラチナは金と連動すると考えていますが、工業的な側面も強いので発展途上国の需要等を注視する必要があるでしょう。
日本国債も格下げされました。未だ格付けを信じている人がいるの?とも思いますが、ユーロも危なく、米国はその震源地です。何を信じるのかといえば、まず紙幣からの脱却でしょうか?その時には多少の金地金を持っていたいものです。
今日の相場
USD/JPY 89.51
EUR/JPY 125.98
金(国内小売)  3366円/g
白金(国内小売) 4712円/g
現在、残しておいた金ミニロングが含み損を拡大させているようです。貴金属は近く買い場が来ると思い、ロングの入り場を探しています。
USD/JPYは90円前半で取ったショートを保有しています。TRY/JPYは売却後下落し、NZD/TRYは現在利益が少しずつ乗ってきています。
急に仕事と付き合いが忙しくなっていますので、今週末まではブログがおろそかになりそうです。来週は、また大阪に行きます。
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