ギリシャの経済状況がユーロの信用不安に繋がる

ギリシャの経済状況がユーロの信用不安に繋がる
最近ユーロが売り込まれているようです。先日記事にしましたが、やはりギリシャなど経済状況の良くない国がユーロ圏経済の足を引っ張っているようです。ギリシャは昨年10月に、財政赤字GDP比率について、2008年の実績を5.0%から7.7%に下方修正しました。欧州委員会も「ギリシャは信用できない」と批判しています。2009年の見通しに至っては3.7%から12.5%へと修正しています。これではユーロも売り込まれてもしょうがないでしょう。
2001年にユーロに加盟したギリシアですが、財政赤字GDP比率が12.5%となるとユーロから離脱もあり得ます。パパンドレウ首相はユーロ圏離脱を否定してますが、ユーロの収斂基準は、財政赤字GDP比率で単年度3%、累積60%を超えてはならないということなので、近い将来離脱という事になると思われます。
そうすれば、経済指標をごまかしているその他の国が、基準に達していないという状況が露呈し、ユーロは暴落というシナリオもあります。そうすれば世界的な信用不安の再燃から、再度円の独歩高ということになるでしょう。
やはり、USD/JPYもクロス円もすんなりロングという訳には行かないようです。
ちなみに、日本の財政赤字GDP比率は200%位にはなると思います。はっきり言って、どうしようもありません。
今日の相場
USD/JPY 90.85
EUR/JPY 129.92
金(国内小売)  3510円/g
白金(国内小売) 5061円/g
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