米地銀の破綻〜続報5〜

米地銀の破綻〜続報5〜
ブルームバーグによると、米連邦預金保険公社(FDIC)は12/11、フロリダやアリゾナ州で銀行3行が新たに当局の業務停止命令を受け、経営破綻したことを明らかにしました。商業用不動産ローン関連の損失が響いたとしています。 FDICによると、米通貨監督庁や州当局が閉鎖したのは、フロリダ州のリパブリック・フェデラル・バンク、アリゾナ州のバレー・キャピタル・バンク、カンザス州のソリューションズバンクで、3行の総資産は計約10億ドル(約890億円)規模となっています。 3行の閉鎖に伴うFDICの保険基金への負担は2億5210万ドル。今年破綻した米銀はこの時点で133行となりました。
さらにFDICは12/18、米銀7行が新たに経営破綻したと発表しました。これで今年の米銀破綻は合計140行となります。FDICが明らかにしたところによると、この日破綻した銀行の資産は合計144億ドルとなっており、その内2行はカリフォルニアの銀行で、ファースト・フェデラル・バンク・オブ・カリフォルニア(資産61億ドル)とインペリアル・キャピタル・バンク(資産40億ドル)となっています。
FDICは今後、さらなる米地銀の破綻を予想しています。また、破綻の原因として商業用不動産ローン関連の損失が挙げられているということも、米国金融危機の根深さを表しています。何とかやり過ごそうと、資金を注入(不良資産の引き受け)しても、いつかは首が回らなくなる日が来るのでしょう。

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