もう少し頑張って欲しかった「事業仕分け」

もう少し頑張って欲しかった「事業仕分け
政府行政刷新会議の「事業仕分け」による2010年度予算要求の削減額は、結局6770億円となりました。当初の削減目標額は3兆円という事でしたが、目標を大きく下回る結果となりました。
廃止と判定された事業でも、自治体が数年計画で行っている事業への補助金を切れば混乱が起きるとして、一部の支出を認めた例などがあったようですが、そんなことは今後少しずつ淘汰していって欲しいものです。また、仕分けに参加した土居丈朗慶大教授は「仕分け結果をもう一度読み返してほしい。結果を反映できないのなら、政府はその理由をしっかり説明すべきだ」と指摘しています。仙谷行政刷新相も「やはり官僚の自浄能力には限界がある」と語っており、会議では財務省による最終段階の査定に不満の声が強まっています。
事業仕分けでの判断が、現場で遂行できるかどうかが、本当に意味があるかどうかということになるわけです。現状は散々な結果となりましたが、とりあえず、公益法人独立行政法人の仕分け作業は来年も実施するそうなので、期待?したいと思います。
今回は残念な結果となりそうですが、このような予算の無駄を省くことに対して、大ナタを振るったという事は評価できると思います。
…とは言っても、埋蔵金の返還や予算の削減を実施した努力は評価しつつも、やはり現実を見なければなりません。22年度の概算要求額は過去最大の95兆円となっています。財政出動を行なうために必要な金額なのかもしれませんが、税収は40兆円を下回り36兆円程度との試算もあります。仮に36兆円の税収となれば、新規赤字国債の発行額は約60兆円となります。ここに借款債が加わるわけですから、日本の財政事情ってもう限界をとっくに越していることが分かります。
そのような中で、事業仕分けの目標の3兆円削減が、6770億円しか達成できなかったとか言う事に何か意味があるの?…と思うわけです。例えば、家が火事になった時に、鎮火するべき水がかろうじてバケツ1杯あったものが、こぼれてコップ1杯分になったとして…。どちらにしても家は全焼し、大局には影響しないでしょう。(変な例ですいません。)
各論にばかり目が行きがちですが、大局は何も変わっていません。
今日の相場
USD/JPY 90.40
EUR/JPY 129.60
金(国内小売)  3440円/g
白金(国内小売) 4482円/g
以前USD/JPY88円の時に90円まで上昇し、そこから調整して95円程度まで上昇すると記事にしましたが、大雑把にはその通りに推移しているようです。今後はとりあえず95円前後までの上昇を予想しています。USD/JPY下落再開のポイントはEUR/USDの上昇に相関すると思っています。(先日の記事を参照して下さい。)
本来は下落相場なので気は進みませんが、何事も実践あるのみなので、今からUSD/JPYのロングと金ミニのロングを取ってみます。ただし、短期で決算する予定です。
ちなみにEUR/USDは1.4333ですが、とりあえず1.4000までの下落を想定しているという事です。
つまらない話
今日は日直当直明けで、日曜日の朝から今日の朝まで24時間不眠で働いたわけです。昨日のお昼はカップラーメン(170円)で夜はコンビニ弁当(390円)を食べました。 今日は仕事明けで松屋の牛丼(320円)を食べて帰宅し、発泡酒500ml(190円)を飲みながらブログの更新をして今は16時です。こんなに働いて稼いだ給料は、ガンガン所得税とか住民税とか取られているわけです。
それでも仕事があるだけ有り難いのですが、はっきり言って疲れています。…税金の無駄遣いは止めてほしいです。
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