1米ドル85円割れ

1米ドル85円割れ
ここ数日でUSD/JPYは急激な円高となりました。政府系持ち株会社ドバイ・ワールドが債務の返済延期を要請する計画を明らかにしたことが発端とされています。
この関係で、英銀行のドバイへのエクスポージャー(リスク資産)に対する懸念が浮上し、英経済の健全性に対する懸念からポンドの急落となりました。為替全般ではリスクマネーの巻き戻しによる米ドル高、円高となり、その中でも円は、またもや独歩高となりました。コモディティーでは金や原油も急落となっており、ドバイ関連の株も急落しました。
現在は、下落もそれぞれ一服したような感じではありますが、急落再開がいつ起こるかは分からない状況です。
USD/JPYは87円前後まで戻しましたが、その後86.39まで多少の円高方向での越週となっています。
今日の相場
USD/JPY 86.39
EUR/JPY 129.43
金(国内小売)　 3475円/g
白金(国内小売) 4312円/g
来週の相場は今回の急激な変動がどうなるかにかかっていますが、ドバイ政府系企業のデフォルト懸念については、楽観的な見方が多くなっているようです。その他では米雇用統計が控えていますので、ここから再度リスクマネーに対するレパトリが働き、大きく下落を再開するかもしれません。おいらは、今回の円高は大きく下髭を伸ばす形となりましたが、やはり再度円高方向に推移すると思っています。
ただし、今後急激な円高が進行すると、政府の為替介入があるかもしれません。今のところ藤井裕久財務相の口先介入にとどまっていますが、可能性が無いとは言い切れません。個人的には、まだ為替介入はないと思われますが口先介入でも、結構効果はあるものです。
来週は、米雇用統計と要人の口先介入に注意しながら、ショート継続で取引をしたいと思っています。今回の円高では、都合で相場を離れていたので、全く取れませんでした。ショートを狙っていただけに残念です。何とか携帯で取引をしてみましたが相場全体が掴めず、逆に多少の損失を出す始末でした。
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