今後の金利動向

今後の金利動向
連邦公開市場委員会(FOMC)が4日に公表した声明文では「FF金利を長期間、異例に低い水準とすることが正当化される可能性が高いと引き続き予想する」との文言を修正しませんでした。一部の米紙報道をきっかけに、いったんは米市場でFRBが超金融緩和策からの出口を模索するのではないかとの思惑が広がりましたが、この声明文の発表を受け、FF金利先物2010年7月限は上昇し、2010年上半期まで利上げはないとの見方に傾きました。市場ではとりあえず2010年までは低金利が続くとしていますが、少し見込みが甘いのではないでしょうか?
まず第一に失業率が高水準に推移している時は、金利を上昇させることなどできません。今後、米国経済が劇的に回復するのは非常に困難です。これからも民間の不良債権は政府に移行し、その都度巨額の赤字国債を発行することになります。この巨額の財政赤字に対しても利払いは生じます。特に米国は日本と違って世界で国債を支えていますので、デフォルトすれば信用失墜程度では済まず、間違いなく世界恐慌に突入すると思われます。
財政赤字は今後も膨らむ公算が高い中、金利なんて上げられるはずもなく、更にその借金を返済するなど到底不可能なわけですから、期間はかなり長期化すると考えてよいと思います。(2年や3年で済むとは思えません。)
では、もしそれに反してFFレートや長期国債金利が上昇し始めたらどうでしょう。経済が回復したなとど思うのは時期尚早で、米国債の暴落と考えた方が妥当かと思われます。巨額の財政赤字は、一度清算しなければならない時期にきています。仮に物理的に国債の増発が可能であっても、市場を動かしている市場心理がそれを許さないでしょう。ここまで財政赤字を膨らませたということ自体、奇跡のようなことだと思っています。
今日の相場
USD/JPY 90.52
EUR/JPY 134.55
金(国内小売)  3362円/g
白金(国内小売) 4246円/g
USD/JPYは、昨日のポジションはそのままにして、売り増しました。その他AUD/USDを試しに買ってみました。金は含み損が発生、プラチナはぼちぼちです。勢い(本能)だけでポジションを立てているので、あえて説明もできませんし、説明するほどの根拠もありません。
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