特別会計の闇

特別会計の闇
日本の税収の総額が約50兆円で、年間の国の予算が約80兆円。足りない30兆円は赤字国債を発行して補てんしています。年間30兆円の借金を積み重ね、国の借金はとうとう約800兆円に膨れ上がっています。国の借金を返そうと思ったら、金利をゼロ%で年間予算ゼロ円にしても18年かかるということになります。要は、到底返せない借金を日本政府はしょっているということです。
これだけ考えてもゾッとしますが、これは一般会計と呼ばれる予算についてのことです。一般会計はよくテレビなどでも取り上げられていますが、実はもう一つ特別会計というものがあり、こちらの内容は非常に分かりづらいのです。一般会計と特別会計の違いは、大雑把に財源が一般的な税金であるものが一般会計、税金以外の収入や特別な税金によるものを特別会計としてよいと思います。また、一般会計の予算約80兆円に対して、特別会計は何と225兆円もあります。
特別会計には「道路整備特別会計」や「厚生保険特別会計」や「都市開発資金融通特別会計」など31の特別会計があります。
例えば道路特別会計の財源である「自動車重量税」や「自動車取得税」や「揮発油税」などは道路整備費用に充てられます。そしてこの予算は、余っていても無理やり道路整備の予算を計上して、道路整備特別会計のなかで使いきろうとします。当然、天下りの人件費などに充てられるため、この既得権益を道路族は離したくないわけです。道路よりも大事な社会保障(一般会計)などに道路整備特別会計で余ったお金を使おうとしても、道路特定財源を食い物にしている道路族が、激しく抵抗するというわけです。ちなみに道路族以外にも各特別会計ごとに「農林族」や「厚生族」などがあります。
特別会計は、一部の道路整備のように不要なものに予算が使われている可能性があること、官僚の天下りに使用されている可能性があること、多額の余剰金が無駄に使われている可能性があることなど、とても健全とは言い難い面があります。そして、予算の流れが不透明で、分かりづらいのです。厚生保険特別会計におけるグリーンピア問題なども、完全な無駄遣いと言わざるを得ません。
これらの特別会計の無駄を省き、一般会計の財源に充てれば、日本の借金返済も夢ではないかもしれません。
↓↓是非、今後のプラチナ価格について投票してみて下さい。
http://blog.with2.net/vote/?m=v&id=7505
↓↓記事が参考になったと思っていただいた方…ぽちっと投票して下さい。
人気
ブログランキングへ
本ブログで紹介している投資手法や予想は、個人的な見解で正確性を保証するものではありません。投資は、各自の判断と責任において行うようお願いいたします。