雇用統計の回復無くして景気は回復しない

雇用統計の回復無くして景気は回復しない
米8月失業率は9.7%となりました。大事なことは、失業率は現在上昇し続けているという事で、決して上げ止まったわけではないのです。USD/JPYが長期的な円安に転じるには、リスク資産を取れるほどの景気回復が前提となります。簡単なことですが、失業率が上昇しているのに景気が回復するはずはありません。金利面をみても、失業率が上昇しているのに金利を上げることはまずありません。少なくとも横ばいから下降に転じたのを確認してから論じられるようなことです。すなわち金利の低い米ドルは基本的に売られるという強力な圧力がかかっているのです。レパトリの米ドル高という事を除いては、今の大きな流れは米ドル安で間違いないでしょう。今後も日本のゼロ金利政策と同じく、FFレートも長期間低水準で推移することとなるでしょう。
しかも、何度も記事にしているとおり、更なる住宅バブルが米国を襲う可能性が高いのです。米経済指標については回復しているように見えますが、抜本的な改善は為されておらず、表面を取り繕っているだけではないかとみています。
今日の相場
USD/JPY 92.99
EUR/JPY 132.99
金(国内小売)  3152円/g
白金(国内小売) 4039円/g
G20では、米金融機関の高額報酬についてなどが論じられるとされていますが、サプライズはなさそうです。世界で財政出動をして景気を下支えする。などというようなことで話がまとまり、景気は底打ち感が出てきたとして閉幕?…というところでしょう。数日後に結局何の解決にもなって無いということに気づき、そういえば失業率がひどかったという事を思い出して下落再開でしょうか?
とにかく押し目でUSD/JPYを売るという方針に変わりはありません。
金に関しては、我慢してもう少し様子見とします。まだ買い場は2〜3カ月先と思っていますが、昨日金価格が変な急騰をしたので、注視しなければならないと感じました。
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