日本商品委託者保護基金とは

日本商品委託者保護基金とは
おいらはフジフューチャーズで商品先物の取引をしていますが、よく考えたら証拠金の分別管理に関しては調べていませんでした。ホームページを調べたのですが、分からなかったので直接問い合わせたところ、次のような返答が帰ってきました。

商品先物取引業界では、商品取引所法に基づき「取引証拠金制度」、「分離保管制度」及び「保護基金によるペイオフ制度」を設けて、お客様が商品取引員や清算機関に対して有する取引・委託証拠金の返還請求権など取引の委託により生じた債権(「委託者債権」)の保全を図っています。
詳細につきましては、日本商品委託者保護基金のホームページの「委託者債権保全の仕組み」をご参照下さいませ。

ということで、さっそく日本商品委託者保護基金のホームページにアクセスしてみました。上記の「取引証拠金制度」、「分離保管制度」、「保護基金によるペイオフ制度」について興味のある方は参考にして下さい。

委託者債権保全の仕組み
 取引証拠金などの委託者債権は、法令に基づき保全される仕組みになっています。商品取引員は、おおぜいの委託者から多額の取引証拠金などをお預かりしており その責任は重大ですから、主務大臣、清算機関(日本商品清算機構)、保護基金や日本商品先物取引協会 が厳重な指導・監督をおこなっています。しかし、万一倒産してしまったら、委託者からお預かりしている 受託財産をきちんとお返しできないことが起こる場合もないとはいえません。こうした不測の事態に備え、商品先物取引業界では、商品取引所法に基づき「取引証拠金制度」、 「分離保管制度」及び「保護基金によるペイオフ制度」を設けて、委託者が商品取引員や清算機関に対して有する 取引・委託証拠金の返還請求権など取引の委託により生じた債権(「委託者債権」)の保全を図っています。
『取引証拠金制度』とは・・・
 委託者債権の優先弁済に充てるため、商品取引員に対し清算機関又は商品取引所 (参照「日本の商品取引所等一覧」)に取引証拠金を預託することを 法令により義務づけた制度です。商品取引員は、委託者から預った取引証拠金をそのまま清算機関に預託する(直接預託)か、 又は委託者から預った委託証拠金を取引証拠金に差し換えて清算機関に預託する(差換預託)必要があります。 委託者は、商品取引員の倒産などによってその商品取引員から取引・委託証拠金の弁済を受けることが できなかったときは、取引を行っている清算機関に対して当該商品取引員が預託している取引証拠金の 払い渡しを請求することができます。この取引証拠金の払い渡し等については清算機関にお問い合わせ下さい。
『分離保管制度』とは・・・
 委託者債権の優先弁済に充てるため、保全対象財産(商品取引員が委託者から預かった取引証拠金及び 委託証拠金に委託者の委託取引により発生した損益等を加減算した額から清算機構に取引証拠金として預託された額を 控除した額に商品取引受託業務に係る預り金を加算した額をいいます)について、商品取引員に対し、信託、委託者保 護基金への預託、銀行等の保証、委託者保護基金の保証(基金代位弁済委託)のいずれか又はその組合せにより保全す ることが義務付けられています。そして、万一商品取引員に倒産事故が生じ、委託者債権が取引証拠金の支払いのみでは未払いが残る場合には、 委託者保護基金が、信託については受益者代理人として元本受益権を行使して信託財産の交付を受け、委託者保護基金預託に ついては基金預託資産を分離保管弁済原資に組込み、銀行等保証については銀行等から保証金の支払いを受け、委託者保護 基金の保証については代位弁済限度額の範囲内で弁済を実行し、これを弁済原資として委託者債権者に弁済いたします。 なお、委託者債権者へ支払う弁済財源の拠出順序は信託、基金預託、銀行等保証、基金代位弁済委託となります。 このため、委託者保護基金は商品取引員との間で「分離保管弁済契約」の締結を行っております。
『保護基金によるペイオフ制度』とは・・・
 保護基金によるペイオフ制度とは、委託者債権の保全が図られるよう、取引証拠金制度と分離保管制度を 委託者保護基金が補完するために設けられた制度です。この制度は、商品取引員が、倒産等により、清算機関に預託してある取引証拠金の払い渡し及び 分離保管契約に基づく弁済額をもってしても委託者債権を弁済しきれない場合、委託者保護基金が 委託者保護基金の固有の財産である委託者保護資金を弁済原資として委託者1人当り1000万円を限度として、 機関投資家等を除く一般委託者に弁済を行う制度です。

ちなみに本基金の会員は、(五十音順 ・平成 21 年 07 月 01 日現在)
アイディーオー証券(株)、(株)アサヒトラスト、(株)アステム、(株)アルフィックス、今村証券(株)、インヴァスト証券(株)、エース交易(株)、エイチ・エス・フューチャーズ(株)、SBIフューチャーズ(株)、岡地(株)、岡藤商事(株)、岡安商事(株)、オムニコ(株)、オリオン交易(株)、カネツ商事(株)、協栄物産(株)、(株) 共和トラスト、GINGA PETROLEUM(SINGAPORE)PTE LTD、クレディ・スイス証券(株)、光陽ファイナンシャルトレード(株)、(株)小林洋行、(株)コムテックス、米常商事(株)、サンワード貿易(株)、ジャパン・プライベート・アセットマネジメント(株)、新日本商品(株)、スターアセット証券(株)、セントラル商事(株)、第一商品(株)、大起産業(株)、タイコム証券(株)、(株) 中部第一、東陽レックス(株)、ドットコモディティ(株)、日本交易(株)、日本ユニコム(株)、ニューエッジ・ジャパン証券(株)、パブリックフューチャーズ(株)、(株)フジトミ、フジフューチャーズ(株)、北辰物産(株)、丸梅(株)、三菱商事フューチャーズ証券(株)、モルガン・スタンレー証券(株)、豊商事(株)、(株)UHG、ローズ・コモディティ(株)となっていました。
今日の相場
金(国内小売)  3084円/g
白金(国内小売) 3916円/g
来週のUSD/JPYは、多少の一服感の後、94円台でもみ合いつつも、やはりじり高ということになりそうです。材料不足で、相場が読みづらいので、おいらは様子をみます。ポジションをとるなら、95円あたりで逆張りショートでも狙ってみようか(調整もありそうですし…)という程度です。
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