住宅ローン担保証券(RMBS)の破綻

住宅ローン担保証券(RMBS)の破綻
昨日記事にしました、商業用不動産ローンを組み込んだ商品は、CMBS(商業用不動産ローン担保証券)と言いますが、おいらが以前記事にしたオルトAやプライムローンなどもCMBSと同じく爆弾を抱えているのです。特にオルトAは来年あたりに、返済額が増加する債務者が増えるはずなので、差し押さえも増えるのではないかと予想しています。オルトAやプライムローン(サブプライムを含む)を組み込んだ商品は、RMBS(住宅ローン担保証券)と呼ばれ、CMBSやサブプライムと同じくリスクがどこにあるか分からないまま、世界中にばら撒かれています。そして、そのローン残高は1200兆円とされています。
RMBS全体の貸し倒れリスクは、サブプライムローンのリスクより圧倒的に低くなると思います。しかし、RMBS全体のローン残高が1200兆円とすると、規模はサブプライムローン残高を300兆円に対して4倍ということになりますので、貸し倒れの確率がサブプライムローン25%とすると、6〜7%程度でもサブプライムショックと同じ規模の衝撃が走ることになります。(サブプライムも今後25%以上に貸し倒れが、増加すると想定した数字としています。)
さて、昨日記事にしたCMBSが1500兆円とRMBSが1200兆円、その他にCDSCDOがこれを上回る5000兆円、また、以前記事にしたカリフォルニア州を始めとする地方のデフォルト懸念…。今は多少改善しているようですが、もともと借金好きな米国民全体が抱えているクレジット全般…。
サブプライムで堤防が決壊して金融危機を起こした感があります。しかし、これらの要因を考えると、本格的な堤防の決壊が起こるのは、むしろこれからかもしれません。そして、最後は米国債の暴落…。何がきっかけになるのかは、おいらには分かりませんが、所詮、絶対的なベクトルに逆らうことはできないと思っています。
今日の相場
USD/JPY 94.84
EUR/JPY 135.09
金(国内小売)  3072円/g
白金(国内小売) 3894円/g
今日は、ファンダメンタルはまだ確認していません。テクニカルも…。月末までのUSD/JPYは先日記事にした通り、93.00〜95.00のレンジを想定していますが、来月からは円高に推移するのではないかと思っています。現状は、このイメージで行こうと思っているのですが、何分相場に張りつけていないので、来月からのイメージがまだ湧きません。7/31日に学会が終われば、その日は呑んだくれて翌日には気持ちを切り替えたいと思います。
おいらは来月から円高としましたが、ここでどちらに転ぶのかが結構難しいと思っています。
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