投資関連会社「オール・イン」家宅捜索

投資関連会社「オール・イン」家宅捜索
札幌市の投資関連会社「オール・イン」が、金融庁に無登録で外国為替証拠金取引(FX)を行ったとして、北海道警が金融商品取引法違反と特定商取引法違反容疑で、同社を家宅捜索した模様です。同社は高利回りをうたい、ネズミ講のようなやり方で全国に約2万人の会員を集客し、100億円超の資金を集めたとされています。しかし、配当が滞るようになり、会員からの返金要求にも応じられてないようです。
この低金利時代、個人は何とか高利回りの商品を求めて、右往左往しているのでしょう。現在は、さまざまな金融デリバティブが開発されていますが、一般の人にはまだまだ身近ではなく理解不足な点もあると思います。そのような人の心理をつき、サギまがいの行為を行う業者も少なからずいるのも確かなので、やはり個人もいろんな情報を収集し、勉強しなければなりません。投資のために、お金を相手に預けた瞬間から「信用リスク」が発生することは、肝に銘じておきたいものです。

今日の相場
USD/JPY　94.51
EUR/JPY　134.27
金(国内小売)　　3038円/g
白金(国内小売)　3874円/g
CITが債券保有者グループから30億ドルの融資を受けることを承認しました。CITは8月に約11億ドル、年末までに約25億ドルの債務が返済期限を迎えますが、今年いっぱいは乗り切れるということでしょう。しかし、調査会社クレジットサイツによると、CITは約400億ドルの長期債務を抱えているとされています。根本的な問題は、いつもと同じく先送りされたということでしょう。
為替相場は、CITグループの破産が回避されたこともあり、株価とともにじりじり円安方向に推移しています。バンカメとシティーの決算が黒字で、住宅着工件数が市場予想を上回ったとなっては、今月はあまり材料が無いので、上げ相場にのるのが適当かと思われます。とりあえず、今週から来週頭までは円安スタンスで良いのではないかと思いますが、95円台半ばあたりは一つの抵抗ラインとなりますので、ショートを取るならこのレベルを考えています。おいらは、USD/JPYロングは様子見とし(ショートの入り時を待ち)、目先ではプラチナと金のポジションを取ろうと思います。
ちなみにバンカメとシティーの決算が黒字ということに関しては、懐疑的な見方もされているのでしょうが、とりあえずは目先の動きにのるしかありません。
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