三角持合とNR7

三角持合とNR7
NR7とは、過去7日間の最小値幅をつけたときは、相場がどちらに動くか迷っているときなので、その後ドーンと動く可能性が高く、これを狙い撃ちしましょう。…というテクニカル手法です。現在このNR7が流行ってる?ようなので一応記事にします。
NR7の話の前に、まず三角持合を紹介したいと思います。三角持合とは、その日の高値と安値の値幅が徐々に小さくなっていき、三角形を形成することを指します。下のチャートのように徐々に値幅が縮小していますが、この場合は強気の持ち合いといいます。上値は変わらず、下値がきり上がって来ているからです。なので、この後のブレイクは上昇する可能性が高いということになります。逆の場合は弱気の三角持合となり、ブレイクは下落となります。

ではNR7というと、過去7日間の最小値幅をつけたときの後のブレイクについて行くというものなので、強気とか弱気というのはあまり参考にしていないようです。なのでNR7での注文の仕方は、過去7日間(8日でも9日でも構わない)で最小の値幅になった時に、値幅の高値と安値で逆指値の注文をオーダーします。ブレイクすると逆に振れる可能性は低いので、ストップは条約しなかった方の逆指値注文の値段で十分です。NR7は、以下のチャートように、強気か弱気か解らない均衡した三角持合の時に使用するべきでしょう。ちなみに下のチャートは線の引き方によっては強気の三角持合ともいえます。このとき強気の三角持合と判断すれば注文自体は成立しませんが、損もないはずです。

まとめますと、強気の三角持合のときロングポジションを取るので、上値で逆指値注文を出すか、前もって成り行きで最小値幅のなるべく安値でポジションを取ります。弱気の三角持合のときは、ショートポジションを取るので、下値で逆指値注文を出すか、成り行きで最小値幅のなるべく高値でポジションを取ります。均衡した三角持合の時にはNR7を採用して、値幅の上下に逆指値注文を出します。片方の注文が成立したら、もう片方の注文はキャンセルします。共に、ストップは、条約しなかった方の逆指値注文の値段とします。
三角持合とNR7の弱いところは、ブレイクしたと思ったら結局レンジ相場で、ほどほどに上下に振れることです。これがあったら厄介なので、やはりストップ注文は忘れてはいけません。
今日の相場
USD/JPY 97.60
EUR/JPY 136.62
金(国内小売)  3198円/g
白金(国内小売) 4215円/g
現在、USD/JPYは97台に戻り下落を始めたようです。本来ならここからショートでついていきたいところですが、今日から3日間で行われる650億ドルの米国債の入札があります。これが未達と言わないまでも消化が困難な状態に陥ると、当然金利上昇圧力が生じます。この場合、クロス円が下落する反面、資金還流などの要因から米ドルは上昇するというシナリオがあります。なので、売りたい気持ちを抑えて様子見とします。
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