米国債入札不調(30年債急落)

米国債入札不調(30年債急落)
ブルームバーグによると、米国の国債の消化が不調とのことです。当然の結果といえばそれまでなのですが…巨額の財政出動をして、ジャブジャブに国債を発行して財政赤字を積み上げているのですから、今後米国債は暴落してもおかしくありません。しかも、目先の景気は最悪で改善の見込みはなさそうです。「時価会計を放棄する」などという話が出る自体、まだまだ不良債権は隠されていると思われます。とすると、やはり株価は下落する可能性が高いでしょうし、当然、為替も米ドル安に傾くはずです。国債の暴落(金利の上昇)が先か、株価が崩れるのが先か、とにかくトリプル安の可能性が高くなってきたようです。
もしも、米国債未達という事態に陥ったら、間違いなく何か起きるでしょう。お得意のFRBが引き受けるという禁じ手を使うしかありません。通貨の価値はどんどん下落する一方です。ペーパーマネーバブルの崩壊は近いかもしれません。そうするとやはり、コモディティーの価格は上昇しそうですし、金は中〜長期で暴騰する可能性が高いと思われます。(短期ではレパトリで多少下落するかもしれませんが…)
米国債は、日本と中国が引き受けていましたが、もうそろそろ限界かもしれません。4/29に中国の金保有量が急増していると記事にしましたが、某著書によると、中国の金保有量の積み増しを許可する代わりに米国債を引き受けさせたとしています。(中国は現在の米ドル基軸通貨体制に異議を唱ているのに米国債を引き受けました) また、ロシアを訪問した小泉元首相もグルジア紛争時に売却した米国債を買い戻させるため、アメリカとの仲介役で交渉に行ったとしています。ロシアに経済協力をする見返りに、北方領土問題と米国債購入に対する交渉を行っているのでしょうか?
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