更なる米ドルの暴落に備えたFXのポジション取りについて

更なる米ドルの暴落に備えたFXのポジション取りについて
不良債権国債増発、巨額財政赤字など何処をとっても米ドルは他通過に対して弱くなっていくと思われます。しかし、為替は相対的なものなので、アメリカ発の金融危機であろうと、その影響でアメリカ以上に経済が悪くなれば、その通貨に対しては米ドルが強くなったりします。現状下落していきそうな米ドルではありますが、FXでどの通貨ペアの取引をすればよいのか?ここが結構難しいところです。
普通に考えれば、米ドルを他通貨でショートにすればよさそうですが、トルコリラ南アフリカランド、などのマイナー通貨は、混乱時にアメリカの下落以上に下落する可能性があるので、控えた方がよさそうです。ニュージーランドやスイスなどは経済の規模が小さく、多少不安(経済規模が小さいので予期せぬ為替介入を行なったりする)なので、こちらも取引は控えようと思います。結局、消去法でユーロ、オーストラリア、日本、(カナダ)が残るので、おいらはこれらの通貨を対米ドルでロングにしようかと考えています。この3通貨ペアは、経済区域も特徴も違うのでリスク分散にもなると思います。ユーロは第2の基軸通貨としての期待、オーストラリアは資源国としての強さ、日本は複雑な事情による強さ?などの特徴があり、それぞれヨーロッパ、オセアニア、アジアと経済・文化圏も違い分散効果(リスク分散)も期待できそうです。
ちなみに、おいらの言う日本の複雑な事情とは、巨額の国民金融資産があること、財政赤字は巨額ではあるが対外債務ではないこと、米ドル資産(米国債)を大量に保有していることなどです。これらの要因から、対米ドルではおそらく円高に推移すると予想しています。(債権国の通貨が債務国の通貨より弱くなる事は無さそうですし、アメリカには円高時のドサクサに紛れて日本の外貨準備を目減りさせる狙いがあるかもしれません)
また、クロス円のロングもよさそうですが、おいらは先程の理由と同じで、ユーロとオーストラリアに絞りたいと思います。今は、クロス円はキャピタルフライト(自国通貨の暴落に備えて、他国通貨を買うこと)というより、行き場の無いダブついたお金の拠り所として買われている可能性がありますので、世界経済がゴタゴタするとレパトリが働き、急下落する可能性があるので注意が必要かと思います。
とにかく、おいらはEUR/USDロング、AUD/USDロング、USD/JPYショート、EUR/ JPYロング、AUD/ JPYロングポジションで取引をしようかと思います。…とはいっても相場は予想通りには、なかなか動いてくれませんし、乱高下もするでしょうから、ストップを入れトレールでついていこうと思います。(コツコツ負けても、利が乗ると大きく取れる…作戦?)おいらは取引のメイン通貨ペアをUSD/JPYショート、EUR/USDロングポジションとし、AUD/USDロング、AUD/ JPYロング、EUR/ JPYロングポジションについては様子を見ながら取引しようと思っています。
逆にここで株価や為替が持ち直しても、抜本的な改善が為されていない以上、近いうちに再度下落していくと思います。
今日の相場
USD/JPY 96.18
EUR/JPY 131.59
金    3035円/g
プラチナ 3780円/g
今回の下落でも、貴金属はUSD/JPYに連れ安になっています。このままUSD/JPYの下落が続くと金(有事の金)はどこかで乖離しそうですが、工業的需要(自動車の触媒)の高いプラチナは更に下落していきそうです。
先日、商品先物取引のフジフューチャーズ株式会社「Venus」に口座を開設しました。金ミニの往復手数料が100円と手数料も安すそうですし、口座開設申し込みから取引開始までが早そうなのでここに決めました。5/8の記事に「会社の信用度は大事です」とか書いておいて、自分は勢いで口座開設しているような…
USD/JPYは、現在下値のサポートラインを越えつつあります。これを明確に下抜ければ、再度大幅下落の開始になると思います。(三尊天井をつけ、下落が再開するのでは…)
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