中国の金準備高急増中

中国の金準備高急増中
4月24日、中国の新華社電は、中国の金準備高は2003年の600トンから454トン増加し、現在1054トンとなったことを発言したと伝えました。増加分は国内生産(純粋な生産とリサイクル)のものによるとのことです。中国が突如発表した金準備の積み増しは、大体予想できていたので改めてビックサプライズにはならなかったようです。IMFのジョン・リプスキー筆頭副専務理事も、中国の最近の外貨準備の急増ぶりから考えると、金を増やしていても、それほど驚くべきことでもないとインタビューに答えたようです。しかし、中国の国際金融市場での存在感は、ますます高まっています。以前記事にしたとおり、日本政府は何故か(あえて何故かと言わせてもらいます)金の買い増しには消極的ですが、中国は今後もどんどん買いましていくと思います。
日本とは対照的に、米ドルに変わる基軸通貨についての準備を、着々と進めているといえます。当然、中国の外貨準備である米ドル・米国債を売却して金を購入したとなれば、米ドルの暴落を招くのは必定となりますので、今回は国内生産での積み増しということなのでしょう。ちなみに金の国別産出量は中国280.5t、南アフリカ269.9t、オーストラリア246.3t、米国239.5t、ペルー169.6t、ロシア169.2t、インドネシア146.7t、カナダ101.2t(2007年度・産出量の多い順)となっています。
今回の中国の金準備高の積み増しは、金価格にさほど影響を与えていないようですが、米ドル基軸通貨一極体制に対する中国の宣戦布告といってもおかしくありません。今後の世界経済を牽引していくであろう(?)中国の意思表示でもあり、金価格の上昇要因でしかありません。じわじわとその効果が(金価格上昇圧力)表れると思います。
今日の相場
USD/JPY 96.90
EUR/JPY 128.41
金    2948円/g
プラチナ 3705円/g
USD/JPYは、一目均衡表の雲にぶつかって停滞しているようです。遅行スパンはローソクを下抜けたようですが、ここら辺から反発することも良くあります。なのでUSD/JPYショートは、トレールでついて行こうと思ったのですが、先ほど決算しました(北朝鮮のニュースもあったし…)。ここから雲を下抜けたら、改めてショートポジションを取ります。逆に跳ね返されたら、102円程度まで反発する可能性も有るので様子見とします。
金とプラチナも目先は為替と同じ動きをすると思います。円高(株安)なら下落、円安(株高)なら上昇ということです。
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