米金融機関が抱える損失

米金融機関が抱える損失
米NY大のヌリエル・ルービニ教授は、「いくつかの金融機関は非常に深刻な問題を抱えており、政府管理下に置かれる可能性がある」と指摘しています。同教授は20日、世界的な株高は「弱気相場の中での上昇局面」と述べるとともに「市場は、実体経済と金融セクターに関する統計を大幅に先取りしている」と語りました。さらに、米金融機関が抱える問題は完全には表面化しておらず、米金融機関が被る損失は、これまで計上された1兆ドル(100兆円)から3兆6000億ドル(360兆円)に膨れ上がる可能性があるとも語っています。ストレステスト(健全性審査)の結果は、5月4日に公表される予定ですが、早くも市場では「公表される不良債権額が、全容を示すことになるのかどうかわからない」とささやかれているようです。日経平均も7000円から現在まで上昇してきましたが、不良債権の全容が隠されたままでは、株価も為替も底を打ったとは言い難いでしょう。大きな下落相場の中の調整局面である可能性が、高いと思います。
USD/JPYのチャートを見ても、2008/08/15(110.65)から2008/12/17(87.07)まで下落して、現在まで戻していますが、フィボナッチ61.8%戻しの101.62で上値を押さえられています。また、2008/03/17(95.71)からの上昇局面では、2008/08/15(110.65)から再度暴落となりましたが、この間5ヶ月を要しています。現在の上昇局面は、5月半ばをもって5ヶ月を迎えます。そうすると、もう一度101.62をトライし、ダブルトップを形成して5月半ばに大暴落…なんていう予想もできます。
それとも、このまま徐々に下落していくのでしょうか?
今のところUSD/JPYが103.00を越えて上昇することは、全く想定していません。越えたら、越えたときに改めて考えます。
今日の相場
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