ペーパーマネーバブルの崩壊

ペーパーマネーバブルの崩壊
経済が成長すると共に、市中に出回るお金も増えていきます。このようなときにマネーサプライが増えることは良いのでしょうが、そのお金の量は現在ではとてつもない量になっています。
今、日本国民の金融資産は1400兆円とされていますが、もし国民がそのお金を銀行(銀行だけではありませんが)からいっせいに引き出すとどうなるでしょうか?とても銀行は、預金者にお金を支払うことはできません。なぜなら世の中に流通している紙幣とコインの総額は100兆円前後しかないとされています。要は銀行はお金もないのに、数字だけの取引で業務を行っていることになります。ということで国民金融資産だけでも、実在するお金の15倍くらいの、数字だけのお金が世の中にはびこっています。
さらに困ったことにこの数字だけのお金にはレバレッジがかけられているものもあるのです。レバレッジとはてこの原理を表した言葉で、投資資金の10倍とか20倍、もしくは100倍や200倍の倍率をかけられるのです。ファンドや証券会社などで取引されている金融デリバティブにはこのレバレッジが高倍率でかけられています。もちろん個人投資家もネット上でレバレッジをかけた取引をしています。その総額はもはや数千兆円?くらいはあると思われます。紙幣やコインの総額は100兆円程度しかないのに数千兆円?もの数字だけのお金がうごめいているのです。ちなみに流通紙幣は100兆円程度しかないといいましたが、1万円札を1兆円分束にして重ねるとエベレストを軽く越える高さになります。現存する100兆円というお金だけを考えてもとてつもないお金の量なのです。ここから考えても現在のお金の価値というものは、すでに地に落ちる運命なのでしょう。お金の価値が現在の経済規模に合わせた価値に減額しなければつじつまが合わないのです。
ちなみに政府は定額給付金などを配り、購買意欲を高めてデフレ脱却を狙っていますが、ここでもお金を市中にばら撒いています。また、巨額財政赤字で首が回らなくなってきたので政府発行紙幣を検討しています。もし、発行すれば、ここでもお金を市中にばら撒くことになります。うまくインフレを調節し景気の回復ができれば良いのですが…
今日の相場
USD/JPY 98.85
EUR/JPY 130.85
金    3093円/g
プラチナ 3850円/g
今日はUSD/JPY99.00でのショートオーダーがヒットしていました。G20前なのでポジションを持ちたくないので30pips抜きで決算してしまいました。G20前なのでポジションを持ちたくないと言いつつ、先ほど懲りずに再度USD/JPY99.00でのショート指値注文をしてしまいました。…トレード病です? 現在は、米2月中古住宅販売保留指数が前月比で+2.1%となり、NYダウが反発し米ドルの多少連れ高となっています。しかし、米ADP雇用者数は74.2万人減と予想より悪い数字になったので、この辺の要因でもみ合っている感じがします。G20後の動きを確認したらショートポジションを取るつもりです。上げれば順張りショートで、下げればついていきます。
↓↓是非、今後のプラチナ価格について投票してみて下さい。
http://blog.with2.net/vote/?m=v&id=7505
↓↓記事が参考になったと思っていただいた方…ぽちっと投票して下さい。
人気
ブログランキングへ
本ブログで紹介している投資手法や予想は、個人的な見解で正確性を保証するものではありません。投資は、各自の判断と責任において行うようお願いいたします。