金本位制について

金本位制について
各国政府は1971年までおおむね金本位制というシステムをとっていて、政府が保有する金の量に準じて紙幣を発行していました。もともと紙幣など発行せずに自前の金で金貨を鋳造し流通させれば済むことなのに、なぜ紙幣を発行したのかというと、流通に足りる金貨を用意するのが困難であることや高額な金貨は持ち運ぶにはリスクが大きいなどの理由があったからです。そこで、金貨の変わりに金との交換を保証された兌換紙幣を流通させる事により、紙幣の価値を保証したのです。
現在では、経済規模の拡大により、それにに見合った紙幣を流通させる必要があります。しかし、金本位制では保有する金の量に紙幣の量が制限されるので、結果として経済の成長を制限することになってしまいました。そして1971年8月15日に当時のアメリカ合衆国大統領リチャード・ニクソンが、ドルと金との交換停止を一方的に宣言し、米ドルの兌換が停止されました。各国の紙幣も1973年までに変動為替相場制に移行し、金本位制は終焉変を迎えました。
では、現在の紙幣の保証は金から何に変わったのでしょうか?それは、発行する中央銀行(政府)の信用ということになります。政府が無尽蔵に紙幣を発行するのを防ぐため、通貨発行権中央銀行に分離していますが、紙幣の信用という意味では日本政府の信用力ということになります。要は、今まで金に裏づけされ簡単に発行することができなかった紙幣は、政府の信用のもと簡単に発行することができるようになったのです。
今日の相場
USD/JPY 98.51
EUR/JPY 131.10
金    3048円/g
プラチナ 3790円/g
昨日エントリーしたUSD/JPYはストップとなりました。おいらがエントリーするのを何処からか見てて、それを合図に上昇し始めたような気がしてなりません。明日は日銀短観、明後日はG20が控えていますので、ちょっと傷心しているおいらはG20後の動きを見極めるまでおとなしくしています。昨日は焦ってポジションを取ってしまいましたが、サラリーマントレーダーの人たちは時間に追われているので、このような迷走をよくするのではないでしょうか?ただし、今は大きくショートで取りたいと思っていますので入り時を逸しないようにするには、ちょこちょこ負けるのは仕方ないかなぁ〜と思っています。あえてトレードをするなら、ショートもロングも98円後半から99円台で売り、96円台で買えばよいのかと思います。どうせG20までは動かないような気がします。
ちなみにGMの件ですが、追加融資が受けられたとしても、それは当面のつなぎ資金GMがこの状況を完全に乗り切るための融資ではありません。アメリカはただでさえ巨額の財政赤字を抱え、しかもその買い手は海外に依存しています。なのに現状では、国債を発行して自国の経済を支えなければなりません。天文学的な借金をしている国が、更に巨額の借金をしようとしていますので、米ドルの更なる暴落は近いのではないか思われます。その目安は心理的節目のUSD/JPY100.00前後、フィボナッチでレンジを87.08(12/17安値)から110.65(8/15高値)に設定、61.8%戻しの101.65辺りとなるのではないかと考えています。(株価なんかもまだまだ下げると思います。) 
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