資産防衛方法について・2

(昨日からの続き)
・日本円の紙幣の現物保有
預金封鎖をして資産税を徴収する程度で済めば良いでしょうが、新札に切り替えられればタンスからあぶり出されることになりますし、デノミネーションを回避することはできません。
・円トラベラーズチェック保有
円紙幣の現物保有と効果は同等ですが、発行媒体が違うため、円の新札が発行されても、交換する必要はありませんし、預金封鎖後の資産に対する課税に補足されない可能性があります。
・日本円の硬貨の現物保有
新円切り替え後の資産税の課税などに対応できるかもしれない方法です。日本に流通しているお金のほとんどは、なんといっても紙幣です。硬貨なんて政府もいちいち補足しません。紙幣だと輪転機をフル稼働して印刷すれば作るのは簡単ですが、硬貨は鉱物資源が必要なので簡単には作れません。よもや作ったとしても、その労力に比べて補足できる金額が少ないため無視される可能性が高いと思われます。事実、日本で過去に起こった新円切り替えの時は紙幣のみが対象になっています。しかし、デノミネーションを回避することはできません。
・貴金属地金の保有
金や銀やプラチナの地金を保有すれば、それ自体に価値があるため通貨の暴落やインフレに対応する事ができます。もちろん、預金封鎖やデノミネーションにも対応できます。金に資産税をかけたとしても、まじめに申告する人はいないのではないかと思われます。よもや、政府が金を無理やり没収したり、金の取引に関して税金を徴収すれば補足されるかもしれません。
国債保有
国債は国の借金を支えているという背景から、資産税などの課税から免除される可能性があります。しかし、国債金利が急騰すると暴落しますので、インフレには弱い資産です。貨幣価値の暴落や、国の財政事情の悪化に伴い暴落する可能性があります。最悪の事態で債務不履行となれば、国債は紙くず同然になります。外債や地方債も値動きの要因が多少違う程度で、資産防衛という観点からは国債とあまり変わりません。
・賞味期限の長い食品や、腐らない生活必需品の買い貯め
保管場所の確保ができれば最強の資産防衛かもしれません。(…というか、これはもはや資産防衛というか生活防衛?) 物はいつか腐ったり劣化したりしますので長期での保有は困難です。食品の劣化については後日記事にしたいと思っています。
現在、日本とアメリカの財政赤字天文学的な金額になっていることを何度も述べてきました。今後、何が起こるか、はっきりとは解りませんが過去を振り返ることで予想する事はできます。過去には国内外で預金封鎖、新通貨切り替え、資産税、デノミネーション、通貨の信用崩壊、ハイパーインフレーションなどが起こりました。そもそも、今後このようなことが起こるか解りませんし、起こったとしても対応策に完全なものはありません。…とりあえず、何でもやってみよう。というのがおいらの考えです。株の長期保有や土地の購入なんかも資産防衛上の利点があると思います。ただし、おいらは現状では株、土地、債権に投資する気はありません。そんなにお金も無いし…
今日の相場
USD/JPY 95.82
EUR/JPY 129.24
金    3063円/g
プラチナ 3537円/g
USD/JPY97.70で仕込んだデイトレポジションを先ほど95.60で利喰いしました。もう少し下げそうですが、今回の下落要因はFRB米国債購入が原因なので、限定的かと判断しました。トレール幅50pipsでついていこうかとも思いましたが、再度の上昇を見込んで上値で売り直します。このまま下げればあっという間に下げそうですが前回の暴落時のテクニカルを見ると、同じような下落を一度こなしてから暴落しているので、このパターンにかけます。98円越えの上昇で再度売り込むイメージです。ただし、ここからロングポジションを取るのはリスクが高そうなので遠慮したいと思います。
USD/JPYの下落に伴い、EUR/USDのロングを取ろうと考えていたのにエントリーしそこないました。長期保有なら今から入っても良いのかもしれませんが、このまま上昇し続けていくとも思えないのでもう一度下落するのを待ちます。EUR/USD、AUD/USD、AUD/JPYあたりの長期保有ロングポジションををそろそろ取ろうかと思います。
(23:41)
先ほどUSD/JPYを見たら利喰いしてから更に1.00下げていたので、かなり下落基調が強いと判断して追っかけで94.80でショートポジションをとりました。現在94.13まで下げていますのでストップを売値の94.80にして今日のトレードを終了します。
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