国債の格付けについて

以前、日本国債の格付けがボツワナ並みに引き下げられた時がありました。理由は言わずと知れた日本の巨額の財政赤字からです。当時の財務大臣で「しお爺」こと塩川正十郎大臣が愚痴をこぼしました。日本には国民金融資産が1400兆円?もあるのになんでこんな格付けなんだ!…と。通常、先進国である日本の国債の格付けがボツワナと同じになったなんていえば、国債は暴落するはずです。しかし、実際は暴落もせず、金利も上昇もしませんでしたし、国債も国内で無事消化しまいました。日本国債が暴落しなかったのは、国債の大部分を国内で消化しているからだと思いますが、ここで大きな疑問が二つあります。
1つは、元塩川財務大臣の発言から考えると、政府は財政赤字を国民の金融資産で埋め合わせようとしているのではないかという点です。そのうちインフレターゲット増税や金融封鎖やデノミネーションなど段々レベルを上げて我々の預貯金が国の財政赤字の補てんに当てられる可能性が高いと思います。もう1つは、巨額な財政赤字を持ち、海外で国債を消化している米国債の格付けはなぜ下がらないのでしょうか?米国債の消化には、中国と日本とサウジアラビアが協力して買い支えているため暴落しないとしても、格付けは下げられても当然の財政状況です。…下げられない理由は、やはり基軸通貨と軍事力ということでしょうか?
今日の相場
USD/JPY  99.40
EUR/JPY  124.74
金    3073円/g
プラチナ 3572円/g
銀    45.36円/g
テクニカルの流れに逆らったUSD/JPY98.50での逆張りショートは、あっけなく撃沈してしまいました。始めからあまり期待していなかったのですが、抵抗の一つの区切りなのでここからの下落もアリかなと淡い期待を抱いていました。何せ急激な円安だったのでフィボナッチ半値戻しが限界かもしれないという予想でした。少なくとも今週の流れは円安なのでストップ50Pipsに止めておいたのは幸いでした。さて、相場の本番はこれからです。今ドテンしてロングを取る気にもなれないので、様子を見ながらショートの参入時期を待ちます。101.50辺りまで上昇すれば、逆張りでエントリーしようと思います。とりあえず長期スパンではまだ円安転換したとは思えないので、基本的にショート参戦という形は崩さずに相場に臨みます。デイトレなどではとりあえずロングで攻めるべきなのでしょう。
金価格も調整して下落していますが、USD/JPY相場が反転するまで調整を続けると思います。金価格が再度上昇し始めるのは、円高に転換するときではないかと思います。通常円高になると為替相場的に国内金価格は下落しますが、再度円高が起これば、資産保全の買い圧力が為替での下落要因を上回り、結果として金価格の上昇をまねくと考えています。…ということで今回の下落で金地金を買い増したいところですが、目先では為替が円高に振れているため国内金小売価格は、アメリカでの金価格の下落ほど下がっていません。あっちを立てればこっちが立たず。…なんとも悩ましい限りです。ちなみにプラチナと銀は調整というより横ばいになっているだけのような…

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