ペーパーマネーの信用崩壊

ペーパーマネーの信用崩壊
アメリカの財政赤字天文学的な数字で、もはやこれを返済することは不可能かと思われます。日本の財政赤字は地方と合わせて1000兆円位あり、これももはやどうしようもないレベルです。日本には経常黒字(貿易黒字)がありましたが、これもめでたく赤字に転落しています。ブルームバーグ調べでは、2008年7月から2009年1月の累計赤字は1兆9881億円です。円高の進行による輸出企業の減益と、投資資産の目減りが原因なのでしょう。日米政府がこの有様なのですから、株価や景気が回復するわけありません。多少良くなったと思っても次から次へと問題が表面化してくると思います。もはやペーパーマネーの暴落は避けられないのではないでしょうか?
今、金地金、銀、プラチナが高騰しているのもそれを裏付けているのだと思います。プラチナ国内小売価格はは3643円/gとなりました。下落時のスピードには及びませんが3ヶ月で約40%上昇しています。現在行き場を失った投資マネーが金市場に流入しています。金市場に流入したマネーには、個人が資産防衛に保有しているものと投機的なものに分けられるのでしょうが、個人が資産防衛に購入したものはそう簡単に売られないと思います。では投機的な資金は売り買いが激しくて、すぐ他の市場をみつけて移動していくのでしょうか?そんな市場どこかにありました?少なく見積もって2〜3年は先の話のような気がします。
各国の通貨は常に弱いもの比べをしています。こうしてどんどん世界の通貨が弱いもの比べをして信用を失っていくのでしょう。通貨が何からどんどん弱くなっているかというと、金や原油などのコモディティーということになります。原油も今後は底堅く上昇すると思いますし、デフレといっても物価の下落は限定的だと思います。もし物価が下がるようなことがあれば、給料は物価以上に下がると思われます。収入が変わらず物価が上がるのも、物価が変わらず収入がさがるのも相対的には同じことです。(他の絡め手としては、税金が急上昇する可能性もあります。)
今日の相場
USD/JPY  97.35
EUR/JPY  122.74
金    3150円/g
プラチナ 3643円/g
銀    46.20円/g
USD/JPYはダブルトップを形成してから順調に上昇してきました。(一番天井は12/17の87.07、二番天井は1/21の87.14) ダブルトップの形成は天井になることが多いとされていますが、正にそのとおりになっています。1/21から順調に上昇していますが、フィボナッチ半値戻しの98.84で抵抗されて多少折り返しています。ここからは38.2%戻しの96.06辺りでまた上昇に転じそうな感じもします。どのような形で上昇したとしても101.62は越えられないと思います。とりあえずは、98.50の逆張りショートで参戦します。ただし上抜ければあっという間に100.00辺りに行きそうなのでストップは狭くとり99.00とします。ストップロスになれば次は101.50辺りで再度逆張りショートで参戦します。もしこのまま下落して96.00を割れば95.50辺りでショート参戦します。
現在注文中のオーダーはUSD/JPYショートIFDオーダー指値98.50決算逆指値99.00とUSD/JPYショートIFDオーダー指値95.80決算逆指値97.00でポジションはスクエアーです。    

↓↓是非、今後のプラチナ価格について投票してみて下さい。
http://blog.with2.net/vote/?m=v&id=7505
↓↓記事が参考になったと思っていただいた方…ぽちっと投票して下さい。
人気
ブログランキングへ
本ブログで紹介している投資手法や予想は、個人的な見解で正確性を保証するものではありません。投資は、各自の判断と責任において行うようお願いいたします。