投資における時間軸の設定

投資における時間軸の設定
FXではいろいろな場面でしっかり時間軸を設定する必要があります。
ポジションの時間軸
ポジションを取るときに、スキャルピングをやっているのか、デイトレをやっているのか、長期保有するのかしっかり決めなければなりません。スワップ狙いで保有した低レバレッジのポジションをちょっと逆に振れたからといって決算してしまったり、デイトレで逆に振れたものを「戻すのではないか?」という期待感からストップを入れずに保有したりすればあまり良い結果にはつながらないと思います。また、デイトレポジションを数日間保有するように時間軸を変更する場合は、あらかじめ両者の方向を合わせておく必要があります。例えば、一週間くらいのスパンで円安方向とすれば、デイトレで取ったポジションが円安方向なら持ち越しも可能かもしれませんが、円高方向なら素直に決算した方が良いでしょう。
ローソク足の選び方
ローソク足には1時間足、30分足などの種類があります。何年も長期保有ならローソクの足は月足を中心に確認しますし、数日で決算する予定なら日足を中心にします。数時間程度で決算する予定なら時間足、スキャルならTICKや1分足が中心となります。おいらは日足、1時間足、30分足をまず確認して時間軸全体をみます。それからどの時間の足を中心に使うかを、エントリーしてから決算するまでの時間で選び、この足で一目均衡表やフィボナッチの分析をしています。ちなみにスキャルの場合はTICK、1分足、5分足以外見ませんし、ファンダメンタルの要因は一切考慮しません。(経済指標発表後の動きは注視しなければいけませんが…)
ファンダメンタルの時間軸
ファンダメンタルも同じで、大きな流れの原因がアメリカの住宅バブルの崩壊だとしたら、これが解決されるまで基本的には方向は変わりません。これが長期的な見解になりますが、短中期では日本や欧米の経済指標次第で逆に動いたりします。例えば今回、日本のGDPが悪くテクニカルも円安に動きました。このようなときに長期的な見解を優先して逆のポジションを取ったり様子見をすると、せっかくのチャンスを逃したり損をしたりします。

時間軸の設定は基本的なことですが、トレードをしているうちに思い込みなどで疎かになることもあります。こういう基本的なことを忘れずにトレードをしたいと思います。
今日の相場
USD/JPY  97.60
EUR/JPY  123.73
金    3142円/g
プラチナ 3662円/g
米四半期GDPが前期比-6.2%と発表されUSD/JPYは下げましたが、すぐに買い戻されました。その後のミシガン大学消費者信頼指数が56.3と予想より良かったことから買われているようでした。これだけを見ると円安方向に動きそうですが、ニューヨークダウが大幅続落しての越週となっているのが気になるところです。短期の見解では98.86の半値戻しを確実に上抜ければ101円辺りまで行くかもしれません。まずは週明けの動きを確認して99円台に突入するなら素直にロングでついていき、96円台に下げていくようならショートメイクしようかと思っています。ただ、今月のどこかでシティービッグスリー・生保などの問題再燃からUSD/JPYの急落があるのではないかと思っています。
金は1000ドル/オンス越えを達成した後942ドル/オンスまで下落しています。金ETFの決算や利喰い売りが先行しているのでしょう。この調整が大きくなれば金の買い場となるかもしれません。しかし、国内の金小売価格は円安も影響してか、そんなに下落している感じがしません。3月にもしシティービッグスリー・生保などの問題再燃からUSD/JPYの急落があれば、円高と投機筋のレパトリにより国内の金小売価格が大きく下がるかもしれません。ちなみにプラチナは調整をものともせず上昇しているようです。
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