日本・アメリカ経済に対する悲観論を書いてみる

日本・アメリカ経済に対する悲観論を書いてみる
日本の財政赤字は膨大になり、ついに政府発行通貨などの話も出てきました。もう国債の引き受け手がいないのではないでしょうか?国債が消化できなければ、それは予算がたたないということを意味します。さらに、政府はインフレに誘導しようとしてジャブジャブにお札を刷る反面、そのお金は銀行や一部のお金持ちに集中し、肝心の市中には回らないという有様です。…何をやっているのでしょうか? もし、政府発行紙幣を刷ったり、永久国債を日銀に引き受けさせるようなことをすれば、近い将来通貨の信用が失墜し急激なインフレになる可能性が高いでしょう。
アメリカには、リーマンブラザーズの後継者がいっぱいいます。自動車ビックスリー、日本の消費者金融に相当するモノライン各社、シティーバンクを始めとする銀行や生保など。ここらへんは、いつ破綻してもおかしくないのです。それに、米国債は今買われているようですが、とても資産保全という意味での魅力があるとは思えません。アメリカ各州の財政事情も日本の地方と同じく最悪です。これらの株や債権などが組み込まれた金融商品を、日本のいろんな機関(共済組合など)がまだ保有しているでしょうし、これらの含み損が徐々に顕在化してくると思います。3月には企業の決算発表がありますが、無事に乗り切るのは難しいでしょう。
…と長々と経済のリスクについて書きましたが、おいらの周りでこんなこと真剣に考えている人はあまりいません。所詮、自分とは関係ないと思っているのでしょうか?もちろん何事も無く景気回復してくれればいいのですが、それはあまり期待できそうにありません。今年も企業の倒産や失業率はさらに増加すると思われます。一部の人は、ワラにもすがる思いで信用リスクの無い金地金を購入しているのでしょう。
紹介
アメリカの裏事情が、日本経済に及ぼす影響を詳しく知ることができます。著者は今回のサブプライムショックと、それに伴い円高になるということを数年前から予想し、的中させました。話題の一冊です。

恐慌前夜

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