大局はどうなる？

大局はどうなる？
久しぶりのブログ更新です。
2月に入ってからはリスクオンの相場展開になり、今も続いています。去年の9月から塩漬けになっていた金先物のロングもようやくプラスに戻ってきました。唯一、保有している繊維メーカーの株も順調に上昇しています。
しかし、クロス円のロングなどはポジションをとれないまま、あっという間に上昇してしまいました。…というか、あまり相場に参加していなかったので、今回の上昇には付いて行くことはできませんでした。
さて、問題はこのまま株価上昇、円安のようなリスク選好の状態が、今後の大きな流れ(大局の動き)になるのか？…ということに尽きます。
一応、おいらの考えを書いておきます。
USD/JPYを例にとると、2008/3/17〜8/15 (期間5ヶ月)までは下落相場の中で上昇しています。この時の上昇幅は95.71〜110.65(上昇幅15円)でした。おいらは当時、大局は円高方向と思っていたので、円安に推移中も逆張りで売り向かったのですが、なかなか円高には戻らず、力尽きたときに円高相場に戻るという痛い経験があります。
ここでふつうに考えると、やはり米国大統領選挙の年は株価上昇による米ドル高が起こるのではないかということです。今までの相場を過去にさかのぼると、夏までは上昇相場(リスク選好)になっているようです。
…ということで、夏前後までの中期的な相場展望はリスク選好(株価上昇、クロス円上昇)の相場展開を予想しています。
ただし、米国雇用統計を始めとする一部経済指標は改善していますが、根幹にある米国財政問題は解決していないので、しかるべく時にまた大局であるリスク回避の動きに戻ると思います。
そして、米国債の暴落からくる相場下落の大底を付けてから、大局が変わるのではないかと思っています。
ちなみに、同じく下落相場での大きな戻りは2009/1/21(87.14)〜4/6(101.46)の2.5ヶ月で14円程度の上昇をしています。去年は2011/3/17に76.54をつけて4/6までに10円上昇しました。今回は、大統領選挙があるのでもう少し息が長い上昇相場になりそうですが…。
今日の相場
USD/JPY 81.13
EUR/JPY 109.20
金(国内小売)　 4841円/g
白金(国内小売) 4754円/g
USD/JPYは線形回帰をみると1σ78.00、2σ80.00の抵抗線をあっさり上抜いてきましたので、上昇の勢いは強そうです。大局が変わったというには時期尚早と思っていますが、この動きには乗りたいものです。押し目があればクロス円ロングを少しだけ仕込んでみようかと思っています。
金と株はホールドしておき、プラチナを押し目で拾いたいと思っています。
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