米国の債務上限引き上げ問題について

米国の債務上限引き上げ問題について
現状、米国での債務上限問題が行き詰っており、米ドルの信用不安が高まっています。これによる米ドル安が進行しているようですが、ユーロにおいてもギリシャ財政問題その他もろもろで、こちらも状況は芳しくありません。
このような中で円やスイスフランは独歩高の様相を呈しています。
米国の債務上限の引き上げに関しては、8月に決着がつくのでしょうが、引き上げ容認は間違いないと思われます。
そこからは、米ドル安も一旦落ち着き、多少の戻しも有るでしょう。
しかしながら、米国の金融不安はここからが本番となります。米国債の格付けはおそらく下げられる運命ですし、最終的にはデフォルトに近い事象がおこるのは確実です。
米国の債務上限が引き上げられるということが決まったからといって、何か解決したのかというと何も解決していません。現状、これ以上借金しない方が良いという限界を、引き上げて借金をしよう!…という問題先送りの政策が決まったというだけで、デフォルトのパワーはさらに蓄積されることになります。
事実上、米国債のデフォルトということが起こるかといえば分かりませんが、それと同等の金融危機は必ず起こるでしょう。数年前は、想像もしていなかったことが実際起こっています。これから米国債の暴落に始まる金融不安を乗り越える準備をしなくてはなりません。
その影響は必ず日本にも波及するわけですが、日本固有の事情を考慮して対策を練るべきでしょう。先は見えないながらも、考えられる対策については今後も記録していきたいと思っています。
今日の相場
USD/JPY 77.26
EUR/JPY 110.78
金(国内小売)  4274円/g
白金(国内小売) 4790円/g
EUR/USDは先日からのブログを見ていただくと分かる通り、ため息のでる展開となりました。ここまできっちり損切られて反転されるともう天晴れと言うしかありません。各証券会社に集められたストップロスのデーターを解析された操作相場ではないかと真剣に思ってしまいます。(テクニカルでのだましが見事過ぎます。)…といっても仕方ないので、オカルトということにしておきます。
現在、少し東電を買い戻してみました。下落に伴いナンピンする予定です。
為替は様子見、金はホールドしています。
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