米国長期金利と米住宅公社について

米国長期金利と米住宅公社について
米国債(10年)が2/8の3.75から徐々に下がり、現在3.28となっています。同じく米国債(30年)も2/8の4.76から4.43まで下がっています。米国長期金利の指標となる10年債利回りが昨年4月以来の水準に急上昇していましたが、現状は落ち着いたようです。米国の長期金利の動向は、次なる金融危機の指標となるため注視する必要があります。特に、忘れられがちな住宅公社問題に与える影響は少なくないでしょう。
ファニーメイ(連邦住宅抵当公社)とフレディマック(連邦住宅抵当公社)の負債は現在、ファニー1360億ドル、フレディー900億ドルで、合計2260億ドルくらいあります。この2社に投入された公的資金はファニー850億ドル、フレディー630億ドルで、合計1480億ドルとなっています。
このような巨額の負債を抱えた状況で、長期金利が上昇してしまっては金融危機を誘発することにもなりかねません。(新たな不良債権が積み上がるのは間違いありません。)
結局、これらの負債や住宅ローンの保証は、米国政府の管理下に置かれているので、目先では事無きを得ていますが、米国政府の首が回らなくなる日も近いと思われます。その指標の1つが米国長期金利ということです。景気が良くなると金利が上昇しますが、国債が暴落しても上昇するということを忘れてはいけません。
今日の相場
USD/JPY 80.94
EUR/JPY 114.73
金(国内小売)  3937円/g
白金(国内小売) 4820円/g
リビア情勢は悪化していますが、相場は今のところ安定(貴金属も徐々に上昇)していますので、もう少し現ポジションをホールドしておこうと思います。為替はどこかでUSD/JPYを売りたいのですが、とりあえず様子を見ています。
↓↓記事が参考になったと思っていただいた方…ぽちっと投票して下さい。
人気
ブログランキングへ
本ブログで紹介している投資手法や予想は、個人的な見解で正確性を保証するものではありません。投資は、各自の判断と責任において行うようお願いいたします。